2011年5月16日月曜日

立松和平:「人生の一番美しい場所で」

アルツハイマー症に罹った妻を支え、絶頂期のサラリーマン人生を投げ捨てた上司の心境を部下(主人公)が同年になって改めて見直し、現実を見つめ直していくお話。その切っ掛けは、妻との生活を大切にしていこうと上司と同じ年齢に達して早期退職し、さあこれからという時に、その最愛の妻を突然の病で失う。その喪失感から。どっちを主題にしているのか判然とはしませんでしたが、前向きに人生を捉え生きていこうとしている姿勢だけはわかりました。

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