2011年7月6日水曜日

ジョディ・ピコー:「私の中のあなた」

同名の映画が昨年公開されていて、その原作。白血病の長女を救うために、遺伝子操作でドナーとしての適合性を備えた子供を造り、延命の手立てを講じる両親。13歳にまで成長したドナーの次女が溜め込んだお小遣いなどを元手にして、弁護士に訴訟を依頼する。親権と子供(13歳の子供に正常な判断力を認めるのか)の自分を守る権利とどちらが優位?時代性を持ったテーマで医療と人間の尊厳などを問うた作品でした。最後の結末は意外でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」

 横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...