2011年12月27日火曜日

311がもたらすもの

311については随分感想を書かせていただきました。もっとも違った結果を示しているのは円の評価です。大暴落したのはほんの数日でそのあとは上がることはあっても下がることはほとんどないのです。そればかりか日銀による2度の単独介入を経て、ようやく78円台に止まっているのです。この秋から浮上したEUの金融不安により円への消極的な避難は続いているのです。これでは、製造立国は続けれないでしょうね。日本企業の余剰資金は、国外退避や新規の海外企業買収など、新たな防衛策に走っているようです。国際人が不足でしょうね。これまで数十年にわたって海外企業の買収で大きな成功例をあまり知りませんが、その中でも少しずつ成功体験を重ねていくことでしょうね。かっての経済大国だったイギリスがどう努力して新たな道を歩んだか、アメリカもイギリスと同様、金融立国を果たしたのですが、日本がそれと同じ道をたどらないような気だけはします。日本人の気質とは合わないような気がします。高齢化の進展でもデフレの長期化でも日本は今や世界の先陣を走らされていることだけは間違いがないと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿

吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」

 横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...