2011年12月28日水曜日

無料のサービスがお金を生み出す

Web2.0という言葉もすっかり使われなくなりましたが、それはこの世界が人の関心を引かなくなったからではないようです。逆に、このサービスが私たちの身の回りにすっかり定着し始めたからのようです。しかも無料のサービスが人を引き寄せ、「無料の高度なサービスがお金を生み出す」という不思議な事実がITの世界では常識になっているようです。ストレージサービスの分野でも以前、GoogleがGmailというWebmailで25GBまで無料というサービスで多くの利用者を惹きつけているのはご承知のとおりですね。自分も使っています。このサービスの売りは、強力なスパムメールのフィルター性能と優れた検索機能を備えていたからです。パソコンが4年もするとCPUの能力やストレージ不足で陳腐化し、交換するような事態になっても、そうした受信したメールがすべてネット上にあればデータ移行などの心配もなく安心です。たちどころに所望の過去メールを探し出せる便利さは快適そのものです。そしてこのほどYahooがYahoo!プレミアムというサービスで50GBの大容量ストレージをこれは有料ですが提供開始したのです。さらに300円足せば、1TBまで拡張可能というアナウンスまで付いていました。プレミアムというサービスはオークションなどを利用する際、取得が必要で、かなりの人はすでにプレミアム会員になっていると思われますから、まるで無料で50GBまでストレージをネット上で利用できるということになります。もし1TBのサービスを利用すれば、これまで外付けのHDDでデータをバックアップしたりしてきた安全対策の負担を大半、ネット上のポータルサイトにお任せすることができる訳です。iPADやiPHONEなどのスマート機器を使えば、自分のデジタル化した情報を常に外出先に持ち歩いていて、必要なときにいつでも利用できるという時代に突入しているということになりますね。われわれ庶民のレベルでウエアラブルコンピュータ(身にまとったコンピュータ)を現実に手にすることができる時代になったということですね。でもどういう風に使えばよいのでしょうね。そちらのことが問われますね。精々、物忘れをアシストしてもらうのに使う程度でしょうか?

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