2012年1月30日月曜日

東山魁夷:「風景との対話」

もうかれこれ1年ほど前から、この本を少しずつ読みつないできてようやく最後のページをめくった。自分が取り組んでいる水彩画に何か心構えなどでヒントが得られるのではないかとこの本を手に取ったのでした。確かに「どういう心境でその時その絵を描いたのか」というような執筆の姿勢が思った通り、参考になりそうでしたが、逆にそのような心象の所を理解するにはしっかりと読まないといけないということが多く、なかなか進まなかった。おまけに図書館から面白い本を日にち限定で借りてくるのでそれを優先的に読むということが重なって、1年がかりになりました。でも、参考になることが多かったなぁと思います。自分の心境に沿って絵のテーマや表現方法が選ばれていることに気付かされました。かといって自分の絵がどのような影響を受けているのかはわかりません。でも絵に向き合う姿勢では学ばされたような気がします。

0 件のコメント:

コメントを投稿

吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」

 横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...