連日のロンドンオリンピックはやはり最大の祭典であり、どの種目を見ても極限まで鍛え上げたものだけが表現できる最高のパフォーマンスを見せてくれ、観る者を惹きつけてやまないものがありますね。特に、今日までの精進の経過を知っている日本人選手の競技では、一瞬、一瞬に選手が見せるちょっとした表情やしぐさに人生のこれまでの葛藤やドラマを感じてしまいます。これは作り物ではない生身のドラマですね。悲しいくらい美しいです。
そして金メダルを着々と積み上げていく日本女子選手の活躍ぶりを見て、表題のような「次代の日本の姿」を垣間見たような気がしてきたのでした。要は、この制度疲労を起こし、閉塞感に満ちた日本社会の打開をこうした世界に通用するレベルまで努力を積み重ねることのできて、尚且つ才能にも恵まれた女性に何とかしてもらうしかないのではないか!、と思い至ったのです。とても飛躍がありますよね。しかし、先進各国での女性の政財界での活躍している事例と比較して、日本のそれはまだあまりに事例が少ないという事があります。これは、日本の女性が劣っているからではないでしょう。上記のようにオリンピックの成績が見事にそのことを証明しているのです。日本社会が女性をそのように自由に能力を発揮できるような環境を与えてこなかったことに最大の理由があるのでしょう。機会均等、子育てに対する社会全般の環境の未成熟さが女性の社会進出を妨げてきたのでしょう。これからなすべきことは、子供の養育から教育への投資と女性の子育てからの解放(勿論、何もしなくても良いという訳では決してありません)なのでしょうね。女性にリードしてもらってしばらくは再生の道を辿るしかないのはないでしょうか?
偶々、日経を読んでいたら春秋で「ガラスの壁」という言葉がアメリカにあるそうですね。ということはアメリカにも、現実に女性が飛躍しようとする時に目に見えない障壁が減として存在するという事の証明でもあるんですね。まして日本においておや!ということですね。
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