2012年8月17日金曜日

オリンピックの感想(2)

オリンピックが終わった後、無性に本の整理をしたくなったのです。丸1日掛けて、文庫本の本棚を2段分、捨てました。久し振りの[断捨離」です。長年手に取ったこともない文庫本、すっかり埃がこびりついていました。いろんな想いを振りほどいて、といってもまだ捨てた本の2倍ぐらいの文庫本が残っています。初めはこんなことから書き始めるつもりはなかったのですが、ふっとどうしてこういう気持ちになったのか判ったような気がしたからなのです。オリンピックの競技を終えてアナウンサーに感想を聞かれて答えている選手たちの表情や受け答えを聞いていると、色んな思惑や言い訳などは全くなくて本当に素直にホッとして、少なくとも色んな重圧と闘って、その重圧の中でありったけのものを出し終えた開放感を感じることができました。とことんやると人間あそこまで素直になれるんだなぁ・・・と感心しました。それがどうして「本の整理」に繋がったのでしょうね。邪念を捨て去って昔読んだ本と向き合った時、自分が囚われているものからどんどん開放していこうという感覚が強くなったのでしょうか?その一方ではまだあれも買いたいとかという物欲にとらわれている自分もいます。これってオリンピックの感想になっていませんね。

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