2012年11月28日水曜日
山本一力:「ジョンマン」(大洋編)
続編は「大洋編」。鳥島から救出されたジョン万次郎ほか4名の日本人漁師が捕鯨船の中で異人とどう折り合いをつけていったのか、様々なエピソードを通して描かれる。ジョン万次郎は14歳という若さと持ち前の好奇心、特に絵心があって、その絵を通して通訳と心が通いだすのでした。その頃の捕鯨船ではどこの国の人と遭遇するか判らないので、絵心のある船員を通訳として使っていたようです。絵を通して会話をしていくわけです。ジョン万次郎の場合は、それ以外に目の良さが殊の外、役に立ったようです。何しろ、果てしない大洋の中で泳ぐ一頭のクジラを見つけるウォッチャーの役割は大変なもので、これの良し悪しほど捕鯨船としての成果を左右するものはないからです。ハワイに寄港して他の4人の漁師たちはそこに居残ることになり、万次郎だけがそのまま捕鯨船で結局、アメリカに行くことになります。船長に気に入られて船長付きの給仕として特訓を受けることになります。大洋編はこの捕鯨船でアメリカに帰り着くまでを描いています。ということはこの先また続編が出るということになりますね。
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