2013年1月14日月曜日

映画:「立川談志」

懐かしいお顔をデジタルの映画でまじまじと拝見しました。

久し振りの映画です。昨日の天気予報では低気圧が大荒れとなって関東地方にもやってくると報じていましたが、まぁそれほどの事もないのではないかと高をくくり、かねてから調べてあった昭島のデジマックスというシネマコンプレックスに行こうと決めていました。この時期、この映画をやっているところはこの近辺ではここしかありませんでしたので。しかし、最近の天気予報は正確ですね。朝9時を過ぎると、雨が大粒のみぞれになり、直ぐに雪にと変わりました。大きな雪片は昔、牡丹雪と言っていたもので、よく積もります。あっという間に10cm程度にまでなってしまいました。流石にどうするか迷ってしまいましたが、車はスタッドレスタイヤで装備しているし、四駆はスリップにも強いし、大きな通りを選んでいけば問題なかろうと、勇を鼓して出掛けました。

「立川談志」は12:30と17:30の2回しか上映されません。物好きはどのくらいいるのかと、これも興味津々でしたが、流石に入場者は20名程度と少なかったです。逆に20数名もいるのかと感心もしたり。以前も書きましたが、談志の落語論、「業」、「江戸の風」(ここまでは判る)や判ったようで解らない、「イリュージョン」を熱っぽく語っている生前の姿に感慨を新たにしました。そして後半は収録されていた2008年の三鷹での名演「芝浜」をたっぷり見せて貰いました。気持ちの入った熱演であり、談志らしい新しい解釈が入っていて堪能できました。前半の「ラクダ」に見る「業の深さ」とその割に明るい話になる落語の凄さも実感できました。古き江戸の落語の良さを現代に繋いだ名人でした。

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