映画は本当にたまにしか観なくなりましたが、久し振りに渋谷に足を運びました。
タイトルとキャッチコピーに惹かれたからです。曰く、老境のさまざまな境遇の人たち7人がインドに旅立つ。「?人生の岐路に立つ者の背中を押してくれる希望に満ちた一作だ。」とキャッチコピーにありました。
評論の中の1節から引用すると-序盤、各々の日常の中で老後に備える彼らの姿が映し出される。そこでふと響くエキゾチックな音色。「麗しきマリーゴールド・ホテルで、快適な滞在を!」。この文句に誘われて彼らは一様にインドを想う。決断する。足を踏み出す。そうして彼ら全員がついに空港ロビーでワンフレーム内にて会するや、化学変化に満ちた素っ頓狂な冒険の日々が幕を開けることに。
ようやく辿り着いたのは倒壊寸前の古ホテル……でも彼らは決して挫けない! <a href="http://eiga.com/person/41675/">ジョン・マッデン</a>監督は卓越した采配で7人の男女を終始ユーモラスに引き立て、愛を乞う人、悩める人、怒れる人それぞれに絶妙なる見せ場を与えていく。異国での自分探しをテーマにした映画は数多い。けれど我々が本作に強く惹かれるのは、これほどの名優たちがある種の無邪気さと、また人間としての尊厳とを同じ身体に湛えながら、インド時間に合わせゆっくりと前に進んで行こうとする姿に胸打たれるからに違いない。
中の上の出来でしょうか?満員の劇場で映画を見るのは久し振りの事でした。
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