2014年2月18日火曜日

輝いている人たち

毎日の冬季オリンピックは過剰報道のような気がしませんか?日ごろあまりテレビは見ない方ですがでも時々は息抜きにテレビを点けます。でもこうオリンピック一色だと、それも食傷気味になり違う番組を探します。オリンピック以外は芸能人の下らない番組ばかりのような気がします。

でも、先日のフィギュアスケートの羽生選手、ジャンプの葛西選手、前半ではモーグルの上村選手のように、メタルを取った人は取った人なりに、取れなかった人はだからこその味わいの深いコメントを発するのを聞くと清々しい気持ちになります。そこにはこの日のために精一杯の精進を重ね、試合ではその持てる全力を出し切った満足感を表情にたたえているのを見て取ることができるからです。メダルを取れなかった人の声にむしろ惹かれるのは日本人特有の判官びいきだけとは思えない、惹きつけられるものを感じます。以下に正確ではないけれど・・・
上村選手:長野から5回目、精進を重ね、「メダルには届かなかったけど、磨いてきたものすべてを表現できた。すっきりした気持ちだ。」
葛西選手:「まだまだ進歩できる、45歳も49歳もある。進歩できる限り挑戦する。」
羽生選手:「4回転サルコを飛べなかったのは残念。自分にはまだ先がある。」「これで被災者の人たちに何か役に立てるわけではない。こうして好きなスケートで皆に喜んでもらえることに感謝したい。」

もう1つ別のニュースが飛び込んできました。先日観た映画「小さなおうち」の黒木華(はる)がベルリン映画祭で主演女優賞を受賞。23歳。あの初々しい演技は見事でした。世界の人たちがみてもそう感じたのだなと思うとうれしい気がしました。

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