2014年7月28日月曜日
さだまさし:「眉山」
この人が本も書いている・・・・例によって何らかの機会に知った本を図書館に予約していました。その本とのご対面でした。軽妙な語り口でこの人のコンサートとはさぞ楽しいものなのだろうと想像が働いてしまいます。さて、本はその喋りとはまた違って、如何にもプロらしい筆の運びに驚いてしまいました。江戸っ子育ちの母が70歳になるかならない歳でリュウマチそして内臓にいくつかの癌を抱えて、気丈に最後の人生を歩もうとしています。一人娘の咲子は東京の仕事を取りあえず放棄して郷里の徳島に戻ります。そして母に向き合い、母の人生を少しずつ知り、自分の父のことや何故、江戸っ子の母が徳島の地で自分を育てたのか段々に理解していくのです。この本がいつごろ書かれたのか知りませんが、現在の自分が一人の人間として老後に対してどう向き合っていくべきなのか現実的な視点でも十分耐えられるだけの命題を扱っているのに驚くと同時に、さだまさし氏がどういう動機でこんな題材を手掛けたのだろうかと想像するのですが本業の物書きではないだけに謎です。
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