2014年12月30日火曜日

私の2014年

年の瀬も本当に押し詰まって明日が大晦日。人並みに1年を振り返って見ようかと思って書き始めましたが・・・

今年は遂に後期高齢者に仲間入りでした。だから何か生活態度を変えたかと言えばノー、でした。何も変えず何も変わらず日々を過ごしました。一病息災というが、何だか血圧だったり、喘息だったり何かと病院に行く機会が増えました。そしてやけに忘年会の多い秋から年の瀬への数か月でした。皆それぞれ残された時間を意識し、懐旧の念からかその種の呼びかけが多く、自分もできるだけこれまでよりもこまめに付き合いました。今年はまた10年続けたNPOで事務局的なお仕事を責任ある立場で引き受けたのでその本拠地町田に通う機会が一段と増えました。頑張った水彩画はその割には思うようには行かず低迷気味でした。それやこれやで時間が少なくなったのか根気が無くなったのかこのブログ以外に水彩画のホームページも立ち上げてあるのですが両方を維持し、更新していくのが少し重荷になってきてこのkisasブログに統合しようかなと考えたりしています。最近は水彩画を描きに行った場所の記録もここに上げたりすることが多くなりました。これらとは別にFacebookにもスケッチ情報を上げているので益々使い分けをどうするのか、真剣に考えないといけない状況になってきました。スマホを使いこなしてくると、スマホがFacebookや他のクラウドサーバーとの親和性の良さに感嘆してしまいます。使い勝手が良いのでブログのようなものはどうやらFacebookに取って代られても仕方がないような気がします。それ位、写真も良く撮れるし。撮った写真で状況をブログ化することも訳なく、しかも外出の道中でそれができてしまうのです。どうやら私の2014年はSNSの使い勝手の良さを知って、戸惑っているという年だったのかもしれません。ブログとSNSの連携方法を考えるのが来年への宿題のような気がします。

来年がどんな年になるのか、するのか、「己の欲するままに」ですね。では、来年もよろしく。

2014年12月24日水曜日

西村寿行:「君よ憤怒の河を渉れ」

小説のタイトルが良い。内容を何だか知りたくなる、ネーミングの勝利。前から気になるタイトルだったのでこの人の本は読んだことはないが、目についた処で出会いか!と図書館で借りてきた。想像通りいわゆる冒険小説と言いう分類でしょうか?少壮検事がいきなり街頭で強盗殺人呼ばわりされて逮捕される冒頭から忙しい。こういう小説だと見透かしているので主人公はいかなる窮地からでも脱出できる。安心して読んでいられる。勧善懲悪もの、昔の西部劇と同じだ。追いかけていた厚生省(今なら厚労省)の薬事課長補佐が不審死を遂げ、それを他殺と睨んで単独捜査に入ったのが眼に見えぬ敵の罠にはまるきっかけになったという。向精神薬の世界では今も新薬の開発が凄い競争になっているだろう。今なら、アルツハイマー治療薬開発競争といったところでしょうか!

2014年12月21日日曜日

根岸:旧柳井邸

横浜「そごうデパート」にチャーチル会展を見に行きました。チャーチル会という名前は以前、絵とは縁もゆかりもなかった頃にもその名を伝え聞いていたアマチュアの人たちが集まったハイソの絵の会の名前です。1949年に時のイギリス首相チャーチルの言葉「絵を描くことは他人に迷惑をかけず、全てを忘れることが出来る、もっとも良いホビーだ」の言葉から取って名付けられた会の名前です。創立会員の8名は、藤浦洸、石川滋彦、森雅之、長門美保、杉浦幸雄、 高峰秀子、宇野重吉、横山隆一という方々であったそうです。何と凄い人たちだったことでしょう。鵜野重吉も絵を嗜んでいたのかと感心もします。今はそれほどでもなく広く門戸を開けているという話でした。兎も角その会に所属している方々にはなるほどと思わせる名手が加入されています。そこで見学方々、横浜は根岸の旧柳井邸を描きに出掛けました。いつもこういう所を探して誘ってくれるのは橋本に住んでいるNさんです。住宅街の一角、一寸小高い所に立つこの建物は大正期の設計で和洋折衷で昔なら、家からは横浜の海が一望できたであろうと思われる一角にあり、西には真っ白になった富士山も凛として聳えたっていました。この日は風もなく穏やかな冬の陽射しを背中に受けて、心地よいスケッチを楽しみました。

2014年12月9日火曜日

東京銀行協会ビルへ

快晴の日曜日、旧銀行協会へ行ってみました。<span id="dnn_ctr4570_HtmlModule_HtmlModule_lblContent" class="Normal"> 大正5年に建てられた煉瓦造の二階建ての外壁のうち、2面を残し内側に新築のビルが建てられました。「ファサード保存」と呼ばれる保存形式の代表的な建築です。新築のビルは平成5年に建てられ、この前後、このような形での保存が全国各地に見られるようになったそうです。</span>名残のイチョウがまだ健在で皇居のお堀に鮮やかに映っていました。景観は想像通りでしたが如何せん北風が通り抜けて本当に寒かった。手がかじかんでうまく動かない。スケッチはそこそこで終えてしまい、納得いくには程遠くなってしまったのは残念でした。

今、皇居では乾門の通り抜けができるので、通り抜けをしようという観覧者で通りは時ならぬ混雑ぶりでした。

2014年12月7日日曜日

高尾山口:街道の老舗菓子屋

有喜堂という老舗のお菓子屋さん。今日は休日かと思ったら、人の流れが電車の駅からケーブルへ繋ぐ道に移ってしまい、小ぎれいなお店をそちらに作ってしまい、今は土日しか古いお店は開けないのだそうです。ここでスケッチ。昼ごろには小雨が降ってきて自動的に終了へ、あとはお蕎麦の昼食で話が弾みます。「絵より団子」。

2014年12月2日火曜日

東大:本郷のイチョウ

快晴の日曜日に本郷へ。東大構内のイチョウ並木を描きたくて出掛けました。大勢の観光客、絵を描きに来ている人も沢山いました。赤門も大人気でしたね。

"医学部(遠景)"

吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」

 横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...