2015年9月8日火曜日

ドイツ

この国のことを考えるとき、いくつもの前提が思い浮かびます。

・私的には、自分が異国に足を踏み入れた初めての国
・あのユダヤ人大虐殺をやってしまった国
・ヨーロッパの中で常にフランスと覇権を争ってきた国
・見事に東ドイツを吸収してしまい(といっては具合が悪いけれど)、統一ドイツを再興した奇跡の国
・ある日、原発ときっぱり手を切ってしまった国
そして今、
・決してギリシャの債務を許さない、一方で年間50万人ともいわれる難民を受け入れ続けている国
・それでも(それだから?)EUでは「一人勝ち」の国

この国の不思議に迫ったジャーナリストは何故でない?

そんな思いで検索してみたら一人のジャーナリストが浮かび上がってきた。その人の名は<em>松田雅央</em>(まつだまさお). ドイツ・カールスルーエ市在住ジャーナリスト。どんな人かは知らない。ただこのカールスルーエ在住というところに引っかかりました。カールスルーエは、何を隠そう、私が初めて異国に足を踏み入れ、生活をした街だというそれだけの個人的な興味だけです。この人の書いていることを少し続けて読んでみたいと思う。

今、1万人に近い難民を受け入れているという。こんなことをやっていける国は一体どんな国なのでしょう。戦後70年、灰燼に帰した国土から立ち上がった2つの国、ドイツと日本。その70年の歩み。今日の姿の相互の違いはどんなところなのでしょう?日本ではこんなことは考えられるでしょうか?

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