2015年10月13日火曜日

エディー・ジョーンズHC

もう一度、日本ラグビーチームについて、触れたい。日本代表を率いる人物としてエディー・ジョーンズさんを呼ぶことにした慧眼がこの快挙を成し遂げたといっても過言ではないようだ。テレビやネットで得た情報の受け売りにすぎないのですが・・・・。オーストラリアをW杯準優勝、南アを優勝に導いた赫々たる実績、父は豪州人、母は日本人という。そしてラグビーコーチの前は教師であったという。どこから見ても現在の日本チームを預けるのに相応しい完璧なキャリアを持っていたのですね。

ラグビーでは監督とは言わないでHC(ヘッドコーチ)というらしい。この人が来日して最初にしたことは日本人を知ることだったという。その手立ての一つとして、日本の輝かしい戦績を残している/きた監督の方々大勢と面談して成功の秘訣を聞き出したという。その結果導き出した「ジャパンウエイ」は俊敏、ハードワーク、そのためのハードトレーニング。これを可能にしたのは指導力はもちろんですが日本人の従順性、勤勉性をも見抜いたものだったのでしょう。倒されても倒されても束になって前進していく姿は見事で、美しかった。大きな相手を倒すために元総合格闘家の高阪剛を呼んでその技を学ばせた。驚異的な成功率を収めるキッカー五郎丸選手(だけのためではないのでしょうが)のためには荒木香織メンタルコーチを置き、ドローンを飛ばして日本選手の動きを上空からデータ採集した、さらには全員にGPSをつけさせてプレーさせてデータを採集したという!勝つために最高の準備をしたのだという。

HC自身が本当にハードワークしていたのだった。この人はその役割を終えて代表HCの座から退く。この人は最高のHCだった。そしてこの後をやる人/やれる人はいるのだろうか?

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