2016年3月29日火曜日

開通1周年の北陸新幹線

金沢ブームはまだ健在のようだった。北陸新幹線が開通したのが去年の3月14日なので丁度1年を過ぎたところ。去年もこの時期に金沢に来たのだった。駅頭の混雑は去年のそれとほとんど変わらない。新幹線ブーム健在なりといった感あり。外国人の数も目立って多いような気がする。北風が強く冷たいが、その分快晴の青空が駅頭に拡がっていた。少し駅から離れて撮ったので目立たないが、人と車がごった返していた。桜の蕾も固く身をすくめたままだった。

故郷の訛り懐かし停車場の・・・、とまでは言わないが金沢弁は懐かしい。だが気持ちの切り替えができていないと、すうっ、と方言は口に出せないものだ。例えばタクシーに乗っても、タイミングよくここで生まれ育ったのだと言い出せないことがある。一旦、タイミングが狂うと運転手の喋る金沢の方言はすべて分るのだが、それに相槌を打つのに困る。金沢弁で答えればよいのだがそれがスムースに出てこない。というより出せないといった方が正しいかもしれない。気恥ずかしいようなこそばゆいようなエトランゼ感覚に襲われる。よほど慣れてくると出てくるようになるがタクシーに乗っている時間は、金沢という土地、空気に馴染むにはあまりにも短い。それくらいコンパクトな街なのだ。幼友達と会えば、瞬時にして金沢人の世界に戻れるのだが・・・。

2016年3月19日土曜日

春2題

一日中雨降りという天気予報が狂い、午後は青空が拡がる天気となった。雨に濡れるアズマイチゲと午後の開花寸前の桜の老木。

2016年3月18日金曜日

「こどもの国」

今の天皇のご成婚記念公園でもある。昨日は久しぶりの暖かい春日和。冬木の幹が春の強い日差しで地面に力強い影を演出している。

2016年3月17日木曜日

キクザキアズマイチゲ開花(3/17)

春の暖かさが戻ってきて日中気温が20度近辺になり、とうとう開花した。朝はまだ気温が低くて、蕾の状態に大きな変化はなかったが、午後覗いてみると開花。堂々とした春告げ花だ。

2016年3月16日水曜日

アズマイチゲ

連日の寒さでアズマイチゲも縮みこんだままでしたが、ようやく頑なにしていた蕾を少し緩めていました。明日は暖かくなるようですからいよいよ開花かな?観察し始めてもう今日は10日目だ。

2016年3月14日月曜日

中村文則:「教団X」

何かの書評で見付けて予約した本でしょう。手元に届くまで全く先入観なし。まずはその本のぶ厚さにビックリ。600ページを越える厚さ。とても2週間では読めないと観念して読み始めましたが、それが読めてしまいました。自分でもびっくり。読み始めて直ぐに、この教団Xは新興カルト宗教をモデルにしていると想像させます。何しろ性描写が多すぎてどんどん飛ばしていきます。元々の松尾正太郎という老人が主宰するアマチュアの宇宙観と人間観をミックスした話を聞く集団に属していたらしい沢渡というのがカルト集団を率いる男。この男の破滅に至る話が大きな流れになっているようだが、沢渡という男が松尾という老人からどんな影響を受け、どう変化して狂信的な集団を形成できたのか、何がそれほどのカリスマ性を人に影響与えていくのかそのプロセスがあまり説得力なく、壮大な破滅の道と現実を描くのに汲々として終わった感じが拭えなかった。タイトルからするとカルト集団の形成と破滅を徹底的に解析してあるのかと思ったが、そういう意味では期待外れ。だがこの作家の作品は色んな賞を得ていてアメリカでも一定の評価を得ているらしいが私にはよく分らない。

2016年3月13日日曜日

アズマイチゲ

寒い冬の気温が連日続き、アズマイチゲの開花が足踏みしている。しかし、蕾の様子に開花の間近いことが伺われる。気象予測では明日も寒く、10度以上になるのは明後日以降らしい。白と薄紫が同時に開花に至るのではないか?ツボミの期間が長いと花びらの損傷の機会も増えるので一寸心配です。

2016年3月12日土曜日

今年のウグイス

ここ数日の寒さの中、昨日ひょっとしてウグイスか?と、ハッと気付かされるような「キョッ」というような鳴き声を聞いたように思ったですが、はっきりしませんでした。今朝は薄日がさす朝方、はっきりとウグイスの鳴き声を確認できました。まだまだ下手ですが、ケキョ、ケキョと鳴いてみたり、ホーと鳴いてみたり、正にウグイスです。寒暖に差はあっても決まってこの時期にはウグイスが来てくれるのですね。このまま多分巣を作り、子育てなどしながら、8月中頃まで鳴き声を聞かせてくれるのです。高尾山の峰の流れが多摩丘陵につながっているので、この地は小鳥の宝庫でもあるのです。何だか落ち着くなぁ。

2016年3月11日金曜日

3.11

この日のことを忘れる筈はない。人の生死を分けるものは何なのだろう。訳などある筈もない。政府主催の追悼式典をテレビで見た。首相の式辞と天皇のお言葉なるものを聴き比べるとなんと首相の式辞のお座なりなことか!天皇の言葉にはよほど情が籠っていた。人はみな、いろんな思いを抱いて生きている。この思いを共有していながら、投票所に行った時には原子力発電をやめようとしない政党に投票している。我々は本当のところ、何を芯にして行動しているのでしょうか?民主主義というのはどうしたら機能するのだろうか?アメリカでは今、次期大統領を選ぶ予備選を政党単位でやっている。アメリカの民主・共和の党員は全国民の何割なのだろう。調べてみるとかなり入党するのは簡単らしいが、2004年の時点で、7200万人が民主党、5500万人が共和党と登録しており、4200万人が無所属もしくはなんらかの第3党(小政党)と登録しているらしい。アメリカの人口は3億1千万人ぐらいらしいので総有権者数は2億人はいるのだろう。投票権は自主的に予め登録しておかないと得られないらしい。いづれにしても約2億人の人は1億数千万人の人達が選んだ2人からどちらか1人を選ぶという形で大統領を選ぶことになるらしい。ということは最初の予備選の時に発言しておかないと自分の意志を反映することはできないような仕掛けだ。だからかも知れないがその組織率は高いと言わざるをえない。翻って日本の政党の党員数はどうなんだろう。自民党党員数は78万人、公明党40万人、共産党30.5万人、民主党23万人ということらしい。有権者数は5700万人ぐらい。組織率の低さが際立つ。自分もどの政党党員でもないし、入ろうという気にもなかなかならない。それでは良い政党が育つわけはないという気もしてくる。ほんとうの意味で民主主義が根付くということには色んな要素が絡んでいるのだろうが、我が思いを体現してくれる政党を育てるにはやはりどこかの政党に入って、お金も出すが口も出すという土壌が必要なのだろう。日本にそのような土壌はあるのだろうか?この国が真の意味で民主国家になっていく道筋というのはあるのだろうか?

2016年3月9日水曜日

川崎向ヶ丘遊園の民家園

先日は、長閑にうぐいすが「ホーホケキョ!」と鳴きわたる川崎の向ヶ丘遊園に日本の民家を描きに行ってきました。今年はじめての屋外のスケッチレッスン。そういえば今年我が家ではまだ鶯の声を聞いていません。毎年、このブログにはいつ初めて鳴き声を聞いたか記録がある。2011年は2月28日、2012年は記録がなく、その後は2013年3月8日、2014年3月4日、2015年は3月9日と正に、ほぼ今日このごろ家で朝早く耳にしているのだ。この民家園に行ったのは3月3日ですから、やはり川崎は八王子に比べれば暖かなんですね。今年一番の暖かさで着ているものが暑く感じられるほどの天気でした。明日はまた冬に逆戻りの寒さだそうですから鶯の声を聞くのはもう少し先になるのかもしれません。

2016年3月8日火曜日

アズマイチゲ(撮影4日目)

3月8日、昨夜の雨で瑞々しい水滴をつけた木々、その下でひっそり成長を続けるアズマイチゲの蕾が開花時の薄紫を想像させるような色合いになってきた。葉っぱもすっかり開いて、もう一昨日までの悪魔の爪のような感じはなくなった。

2016年3月6日日曜日

アズマイチゲ(撮影3日目)

天気予報が少しずれて、雨は今夜ぐらいかららしい。アズマイチゲはどうなっているか?蕾が僅かに膨らんではいるが2日目のような劇的な変化はなかった。若葉もまだ緑色には変わっていない。悪魔の指先かとも思わせる。

2016年3月5日土曜日

アズマイチゲ(撮影2日目)

急に春めいてきて、気温も2日続いて18度を超えたようです。昨日芽吹きを見付けたアズマイチゲが可愛い花芽をつけているではありませんか!この成長の速さは何なんでしょう。

2016年3月4日金曜日

芽吹き

急に暖かくなりました。庭にいつも咲く春の小花たちが芽吹き始めました。アズマイチゲ2株、ボタンの花芽、日陰にあった水仙の芽も膨らんでいました。

吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」

 横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...