2016年7月21日木曜日

女性の力が表舞台に

イギリスは日本語での正式表記はグレートブリテン及び北アイルランド連合王国( the United Kingdom of Great Britain and the Northern Ireland)というらしい。その新メイ首相が誕生し、離脱に向けたかなり手堅い組閣人事を行い、早くも関係諸国と表敬訪問と共にこれから始まる難しい交渉の下準備に入ったようだ。お膝元のイギリス連邦からの独立とEU加盟を標榜しているスコットランド、そしてEUの盟主ドイツメルケル首相、来週にはフランスのオラント大統領と相次いで会談するという。テレビ映像で見るメイ首相の印象はかなり意志の強そうなハードネゴシエーターという感じだ。どんな手腕を発揮するのだろうか?
考えてみると来年になると政治の世界ではG7の内の3大大国が女性のリーダーになるかもしれない、既に2人は就任した。クリントンが選ばれれば、3人になる。経済ではアメリカのFRB(連邦準備理事会)議長はイエレン女史、そしてIMF(国際通貨基金)の専務理事はラガルド女史。資本主義経済を操縦する要のところにいるのも女性だ。いわゆる民主主義体制をとっている世界での女性進出が際立っている。イスラム国家は論外だが、ロシア、中国と言った国々では依然として強面の男性が牛耳っている。来年以降、世界の対立軸が女性連合軍対男性連合軍での駆け引きになっていくのだろうか?これまた全く予想もつかない展開になるかもしれない。そういえば日本のお隣の国のリーダーも女性だなぁ・・・影響力は少ないかもしれないがミヤンマーのアウンサン・スーチー女史もいる。先日テロ事件を起こしたバングラディッシュのシェイク・ハシナ・ワゼド首相も女性だった。

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