サラリーマン川柳かとも思う。似たような時代を生きてきた自分にもぐっとくるような歌の数々。印象に残ったもののいくつかを紹介する。
○ 職退けるのちも仕事の夢を見るたぶん死ぬまで折々に見ん
○ 平穏に退きたる過ぎ行きに解雇を告げし痛みもありぬ
○ 気に入らぬ上司はいづれ去りゆくと言いし吾らも退職をせり
○ わたくしが生まれた年がはやばやと歴史のように語られている
○ 寝ていれば指でつつかれ起こされた生きているのか確かめられた
○ 「この国」と吾が祖国さえ呼び棄つる気分になりしこの頃のこと
○ 交番にぼんやり巡査が立っている古びた街に住みたいと思う
○ 加齢によるものであるから心配するなというがそれが問題
○ わたくしの財布の厚み病院の診察券のたまりたるゆえ
○ 年寄りが偉かったのは昔ですだって私が年寄りですし
○ 階段の手すりを今は頼りにす新築時には笑いしものを
○ 歳々に花を見るため生きているような気になる三月半ば
○ 中空にとどまるよう蜂が滑るように消えて真白き夏道つづく
○ 七月の豪雨やまぬこの三日ゴーヤはすでに深く根を張る
このたびの西日本豪雨の災害に遭われた皆様にお見舞いを申し上げます。
2018年7月19日木曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」
横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...
-
2017年の夏、水をやり過ぎたのかみるみる萎れていった鉢。どうなることかと元気そうな株以外は全部、泣く泣く外して生き永らえた。相模原に引っ越して気長に付き合ってきた甲斐があって去年夏ごろから生気が帰ってきていた。水溶液の肥料などをやりながら時に日光浴させてきたら3年振りに開花した...
-
平成の回顧がこの時期の流行なので、便乗して気になることをボツボツと書いてみたいと思った。 地球は一つ、掛けがえのない地球。人類が消費している数多の資源の中で、最初に資源の枯渇化が危惧されたのが「石油」だった。1970年代には石油資源はあと30数年で枯渇するという説が流布したのは記...
-
図書館の開放架をサラッと見ていた時、この「かわたれどき」というタイトルに目がとまり、借り出した。この言葉には強い思い出があったからだ。昔の話ではあるが、高校生になった時、古文を担当するとてもユニークな先生がおられてその授業は緊張感もあり、面白かった。授業は黒板に新古今和歌集から...
0 件のコメント:
コメントを投稿