2019年9月6日金曜日

小田嶋隆、岡康道、清野由美:「人生の諸問題五十路越え」

日経BPオンラインで掲載されたものの単行本化。小田嶋と岡はどうやら都立小石川高、早稲田大学の同窓生にしてエッセイストだったり、広告代理店であったりの謂わば同業者にして、尚且つ麻雀友達。この二人の青春時代からこの方、同じ時代、同じ学校で過ごし、似たような業界で五十路まで過ごし、共有しているものの多さで対談させると話は尽きることなく脱線していく。それを編集者である清野が話を時に煽り、時にいなし、時に腰を折り、50過ぎたらどう生きたらよいかという目標に向かおうとするが容易には進まない。本人たちが時代・事象をどう受け止めたか、どう受け止めたらよかったのかを語りながら今後の処世の足しにしようということなのだろう。元々、小田嶋のエッセイは日経ビジネスオンラインで折に触れて読んできていたので、どんなことを話しているのかという興味から手にした。この種の本は図書館には置かれていなかったので、今はやりのメルカリで購入した。そして読み終わったのでまたメルカリに出品した。何と、12時間後には次の読み手が購入してくれた。恐るべし、フリーマーケット!!


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