2020年1月23日木曜日

日米相似形

トランプ大統領に対する弾劾裁判が始まった。それもこれも下院で民主党が過半数を取ったからできたことだ。事の成否は別として色んな疑惑をまな板に載せてもらえるような舞台をアメリカの国民は作り出したということだ。他方、わが日本では衆議院も参議院も自民の圧倒的な多数で風穴を探る隙間を見出すことすらできない。
しかし、今年のアメリカの大統領選挙を前に民主党の対抗候補は6人も7人もいて絞り切れてこない。岡目八目的に見てもこの人でなら戦えそうだというオーラを出している人は目下のところ出てきていない。こなた日本でも野党は乱立でこれまた6つも7つもの政党とも言えない政党が乱立していて、どの野党も安倍自民党の対抗馬になれそうにない。日米ともに様相は似ている。変化はおろか変革など起こりそうにない。身の回りの安寧に浸っていると気が付いた時には手遅れ(ゆでガエル)状態になるぞ!

2020年1月21日火曜日

映画:「男はつらいよ お帰り 寅さん」

ことし最初の映画鑑賞はこの映画になった。
さくら(倍賞千恵子)とひろし(前田吟)の一人息子、満男(吉岡秀隆)を主人公にしたお話しに仕立てていた。その満男も6年前に奥さんを亡くして、7回忌でみんなが柴又のあの家に集まるところから始まった。車寅次郎こと、「寅さん」は満男のおじさんに当たる。満男は遅咲きの作家さんで第2作に苦しんでいる。
出版社の担当の女性(満男が好きらしい)、そして書下ろしにかかる、その中で折につけ思い出すのは寅さんの言動、これに何度勇気付けられてきたことか、折々のエピソードにかってのマドンナが出てくる、出てくる。これをもっとしっかりした軸にすれば良かったのに監督山田洋二は寅さんの思い入れに負けてしまった感あり。映画評論的に言えば主役は満男?寅さん?的だった。でもまぁいいか!と妥協してしまう自分。若かりしマドンナの数々には癒された。でも多くは故人、でも寅さんそのものが故人になってしまったのだから仕方がない。追悼の作品と思うしかない。だとしても満男(吉岡秀隆)としては納得できないのではないだろうか?凄い切り口を使い果たしてしまったような気がする。冒頭の桑田佳祐の歌う「男はつらいよ」の歌は全く余分だった。

2020年1月15日水曜日

初日の出(1月9日)

いつも夕焼けや月の写真を出しているが日の出も時には撮る。寒い朝は苦手だから・・・数は少ない。
今年の1月は暖冬だ。先日撮った日の出だ。ほとんど真東、どこかの煙突の根元から日が昇った。6時55分。


2020年1月4日土曜日

驚きの箱根駅伝は技術革新から?

2日、3日と箱根駅伝をテレビ観戦したが、区間新の続出に驚いた。結局2日間で往復10区間のうち7区間で区間新記録を出し、各区間、往路、復路、総合で生まれた新記録が20個という驚くべき結果だったと新聞で知った。これは異常ではないか?何があったのだろう?色々な要因があるのだろうが、一つには「靴」の革命だという説があった。一昨年あたりからマラソンで厚底靴のランナーの活躍が目立つようになっていた。そして今年の箱根では8割以上のランナーが厚底靴を履いていたという。この説の立証は直ぐにはできないのかもしれないが信ぴょう性はかなり高そうだ。道具革命(技術革新)はどのスポーツの世界にもある。ゴルフクラブ然り、テニスラケット然りだ。水泳の水着革命はルールで禁止されたがこの「厚底靴」問題はどうなるのだろう。

2020年1月3日金曜日

謹賀新年

明けましておめでとうございます。
それにしても穏やかな幕開けです。今年はアメリカの大統領選挙が何といっても最大の関心事だ。日本の旗振り役もいつまで続くのだろう・・・。オリンピックなどその前では霞んでしまう。身の回りでは災害のない年になってほしいものだ。そして健康に日々過ごすことができればそれに勝ることはない。


吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」

 横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...