2020年6月13日土曜日

COVID-19(5):(第2波ではなく)第2章の幕開け

日本は一旦、おさまりを見せているが、世界は違う。日本で話題になっている第2波の話ではない。世界では将に第1波が猛威を振るっている、第2章なのだ。震源地の中国はもとよりアメリカを除く先進6か国は一応の安定期に入っているようだが、(言葉が適切ではないが)中・後進国では将に第1波が幕開けとなってきた。

今やこの話では有名なジョンズ・ポプキンス大学のデータによれば、ブラジル、ロシア、インド、ペルー、イラン、トルコ、チリなどが猛威を振るいベスト10に国名を連ねている。この状態では世界の活動の正常化は期待できない。人や物の自由な往来などできるはずがない。何とかパンデミックを克服したかに見える国々もどこをどう回って第2波や第3波に見舞われるか予断を許されない状態にあるのだ。自国さえウィルス禍を乗り切れば、といった自国第1主義だけではどうにもならない。今こそ利他主義(他人、他国にメリットのある行為、行動が巡り巡って自分、自国に利益をもたらす)が適用される世界でなければならないのだ。

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