珍しく村上春樹が口述するような形で彼が理解している実像としての父について、思い出を小さな本にした。タイトルは小学低学年の時、父と共に行った行動から採ったようで、その印象が強烈に残っているのだそうだ。村上家にはいつも猫がいたようだ。小さな猫のエピソードで締めくくられていた。人には必ず歴史がある。ほとんど残されることのない歴史だ。その累々たる形としては残されない積み重ねがその国の人々の内面の風景を形作っているのだろう。それが国民性というものと繋がっているのかもしれない。
2020年12月27日日曜日
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