一時、評判になっていた本だったがブームだっただけなのか、コロナ騒動に打ち負けたのか、すっかりご無沙汰になってしまったタイトルだ。
凄くできた息子とのササイナやり取り、学校での授業や交友関係の出来事を取り上げて現代イギリスの抱えている社会的な課題や問題点を差し出してくれる。どこかで読んだ本と似た切り口のように思うがその本の具体名が出てこない。時代は2014~2018年ごろ、ロンドンから少し離れたブライトンという町。家族が日本人(妻)とアイルランド人(夫)とその間のにできた息子。文字通り多様性に満ちた家族。中学時代の性教育でIVFとか道徳?の時間にFGM、LGBTQとか(自分にとっては初めて聞く言葉ばかり)が中学生の息子との会話を通して解説されていてイギリスの教育のリアルな深さに感心してしまった。
この本のタイトルは息子のノートに書き散らされていた落書きから採ったようだ。本書の最終章では息子も成長してきて「ぼくはイエローでホワイトでちょっとグリーン」な気分と表現し、この最後の色はこれからも変わっていくのだろうと締めくくっていた。
藤原正彦。違うよね。そもそも時代が数10年ずれているか。
返信削除うーん、そうだったかな?彼のはアメリカ留学時代の話だったような気がする。
返信削除それのイギリス版。遥かなるケンブリッジ。なぜかうちにありました。どんな話だったかな。
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