進藤辰也医師の奥さんは勝手の品の大学では1年下の学年のテニス部のエースで快活な女性であり且つ、主人公栗原先生創部の将棋部の数少ない部員(進藤と栗原、そしてこの快活な如月の3人しかいない)だった。その如月さんはまだ東京の病院の医師を辞めないで頑張っている。何があったのか?
内科の古狐先生の抜けた穴を埋めるべく古狸先生がスカウトしてきたのが 小畑先生、消化器内科専門。12年のキャリアを誇り、聞けばかって研修医だった時、古狸先生の指導を受けたというではないか!この美人で才能豊かな先生がしかし、一癖も二癖もあるユニークさを持ち合わせていた。そして色々な患者の診察を通してユニークさの裏側に隠してきた秘密が明らかになる。そして医療診断ミスなのかどうなのかが問われるような症例を前にして、我らが主人公、栗原医師も進退窮まる。
漱石や鴎外、泉鏡花といった明治の作家を愛してやまない栗原先生の独白めいた古風な口調で物語は進む。そして6年間の本庄病院に別れを告げ、大学の医局に戻ろうとする栗原医師。これからどうなるのだろう?
もう1冊、残っている。「新神様のカルテ」ではこの続きがあるのだろうか?「新」というタイトルが何を意味しているだろうか?
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