2016年2月28日日曜日

ネコヤナギ

それを見て強く印象つけられたのは観梅で青梅を訪ねた時でした。ふと立ち寄った喫茶店の門前に大きなかめの鉢が置かれていてそこに無造作に大きめのネコヤナギが投げ入れたように活けられていたのでした。黒鼠色の毛並みを思わせるネコヤナギのあれは蕾なのでしょうか?花穂と呼ばれるものなのでしょうか?昔育った故郷の川辺に結構見掛けたこともその時思い出しました。それからネコヤナギが気になって仕方がなくなりました。庭の空いてる場所に植えたいと植木屋さんを訪ねても近くの植木屋さんには置いてあるところはありませんでした。そうこうしていたある年の正月に、玄関に飾るお花を物色していた時にネコヤナギをあしらったセットを見つけたのです。早速それを買い込んでお正月が終わってからその枝を切り戻してモノは試しと地面に挿し木として植えてみたのです。勿論最初からそれが狙いでした。それが見事に根付いたのです。今では背丈も120cmほどに伸びて沢山の花穂をつけてくれるようになったのです。もともと野性味も強く繁殖性も強い雑木だったのでしょうね。日本の川辺であればどこにでも見かけられるものだったのだと思います。しかし、川という川がUの字型にコンクリートで護岸工事が施され、岸辺に生えていたであろう雑木は一掃されていったのだと思います。ですからここ八王子の片田舎でいろんな川を遡りましたが自然に生えてるところを仲々見つけることはできませんでした。しかし、今は居ながらにして日々の変化を楽しむことができるのです。早春ならではの楽しみです。

今はもう、すっかり元気盛りのおネコさんに育っています。もうすぐどら猫のように図太い姿になっていくことでしょう。

2016年2月26日金曜日

和田竜:「村上海賊の娘」(上)

図書館からの連絡は、まだまだ先だと思っていた本の到着のお知らせ。えっ、とビックリ。下巻の予約もまだしてありませんでした。慌てて予約を入れるも、256番目という無情な結果でした。仕方のない事ですね、無料で読むということはこういう我慢を強いられることでもあります。以前は上下巻を同時に予約を入れたのでしたが、不幸なことに下巻から先に来てしまったのです。上下巻に優先順位をつけることができるのでそうしたはずだったのですが、何故だか有効になっていなかったようです。それで今回は自主的に下巻の予約を自分の責任ですることにしていたのです。誰に文句もいえません。その上巻を読み終わりました。この作家の「のぼうの城」も映画化されてかなり面白いらしいのですがまだ読んでいません。今回の小説では戦国時代頃まで瀬戸内に跋扈していた海賊大名(までは行かないが、力は持っていた)の実態が垣間見えて面白い。この主人公「景」という娘が破天荒で話をドラマチックにしている。

2016年2月25日木曜日

ネコヤナギに雪が

昨夜から今朝方にかけて少し雪が降ったようです。ちょっと寒そう・・・

2016年2月24日水曜日

タブレットの楽しさ

今週の金曜日で4回にわたる「シニアのためのタブレット講座」が終わる。今週の残る今日明日はその準備のための日。でも今日はテニスに行ってきました。3回の講習を終えて受講生の方々とのある程度のコミュニケーションが取れる程度の面識ができると、不思議なもので自分の話したいことがどの程度伝わるのか大凡、予測できるようになるのです。不思議ですね!まぁ、何とかなるのではないかという感覚が生まれてきているのです。こんな講習会講師は10年ぶりぐらいですがそんな感触を得られたということは自分にとっては嬉しいことです。タブレットを使うことにより得られる楽しみの幾分かでも伝えられれば嬉しいと思っています。タブレットの良さは画面が大きいこと、パソコンに比べて起動停止が容易なこと、文字の大きさを自由に変えて気侭に画面を楽しめることにあるようですね。

2016年2月22日月曜日

IMEを変えました

IMEとは”Input Method Editor”とか"Input Method Engine"とか呼ばれる入力変換ソフトのことです。

Windowsはマイクロソフト社の商品であり、そのカルチャーに多くのパソコン利用者が引きずられている現状は致し方ないものがありますが、使っていて日本語の文字変換の幼稚さ加減には腹が立ちませんか?情けない漢字変換の多さにうんざりします。スマホやタブレットを使うにつけ、「世の中の入力変換ソフトはうんと進歩しているぞ!」と思い当たりました。このところ、WordやExcelでの文字変換のスピードの遅さに苛つきも多くなっていたので、MS社のIMEに見切りをつけて、もうちょっと優れたものに変えることを思い立ちました。調べてみると、予想通りATOKとGoogleの文字変換ソフトが仲々の優れものだということが分かりました。やはり日本人の開発した日本語変換が良いはずで、ここは有料でもATOKにしようと9割方傾いていたのですが、GoogleのIME開発者が日本人だという記事に何より無料だし、モノは試しと乗り換えてみました。今それを使った初体験をしているという次第です。一言で言って快適です。これを常用にしなかったこれまでの自分が馬鹿に見えます。乗り換えをお勧めします。検索で「Google 日本語入力」しますと、ダウンロードできます。入力ルールもこれまでと全く変わりません。変換の予測機能も十分的確です。作業能率がウンと違います。何でも、Google社には20%ルールというのが今も存在していて(昔現役の頃、アンダー・ザ・テーブル研究という言葉が研究開発の現場では話題になったものでした)、それを利用した工藤 拓さんと小松 弘幸さんとが協力しあって開発した日本人による開発品だという開発経緯をWikipediaで知ってしまったのです。日本語を知っている人達による開発品であれば私の選択肢の第1の条件をクリアしています。それに無料とくれば試用だけはしてみようという気になりますね。何だか1日、幸せな気分に浸れそうです。取り敢えず、ATOK(ジャストシステム)さん、スミマセン。

2016年2月21日日曜日

庭の春2

穏やかな春の光。昨日の嵐から明けて清々しい。10時を過ぎて水滴が少なくなっていました。ネコヤナギの毛並みも少しは整ってきたかな?クリスマスローズもしっかりと咲いています。

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2016年2月16日火曜日

寒い朝、しかし春近し

久し振りに一眼レフを取り出して自分の大好きな春一番、「ネコヤナギ」のご機嫌を伺いました。

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2016年2月14日日曜日

春一番

予定していたスケッチは嵐の到来との天気予報で中止になった。庭に出てみると暖かい4月ごろの天気。そうこうしていると何と、黄色い蝶が目の前にひらひらと舞ってくるではありませんか!ビックリ。よく見るとキチョウでした。慌ててカメラを取りに家に入って出てきましたが、もう姿も形もありませんでした。気の早い蝶ですね。でも明日は寒いというし、あの蝶はどうなるのだろうかと一寸心が痛みました。

2016年2月10日水曜日

アズマイチゲの新顔

昨日まで撮影してきた薄ムラサキのアズマイチゲは今日は何だか元気が無い。下を向いている。どうしたのでしょう。逆にその後ろに芽生えてきた白のアズマイチゲがやけに元気がよい。開花はこちらのほうが早いかもしれない。生憎、サツキの木の根元近くに生えていて撮影条件が極端に悪い。ようやく捉えました。

2016年2月8日月曜日

三浦しをん:「神去なあなあ日常」

テニスクラブのOさんから借りた本。タイトルを読むのに戸惑った。「カミサリ、なあなあ、にちじょう」と読み下すのが正解らしい。「カミサリ」は地名、「なあなあ」はほどほど、とかまぁまぁとかそんな意味の日常の話し言葉、日常のことを書き記した日記的なもの、と言うようなことらしい。高校生を何の目的も無くやり過ごし、卒業後のこともそれなりにやり過ごそうと考えてきた高校生の平野勇気君。何がどうなったのか、担任と両親の口車に乗せられて、神去村にやってきました。乗り物の具合から類推すると、和歌山県の吉野辺り、三重県と奈良県の県境辺りの山奥と思われる。典型的なニート候補生が浮世や都会の常識からかけ離れた林業、平たく言えば木こりの集団に実習生として投げ込まれたという設定です。自然の神秘、人々の原始的な暮らし・交流、見るもの聞くもの全てが異次元の世界に戸惑い、驚き、何故だか瞬間瞬間につい一生懸命になってしまい、だんだん馴染んでいく1年間を回想風に綴っています。最後のクライマックスは今では有名な諏訪大社の御柱の取替え大祭と同じようなお祭りで、大木を祭りの広場まで一気に山から滑り落とす行事。男になれるか!?平野勇気君。2009年か2010年の本屋大賞第4位の作品だったそうです。そんな本を読み終わる直前に、NHKがCNFの特集番組をやっていてビックリ。CNF=セルローズ・ナノ・ファイバー。植物の繊維をナノレベルまで細かく解きほぐして作る。木材由来のパルプを水に溶かし、高速でぶつけたり、化学反応を起こしたりすることで製造する。幅は最小3~4ナノ(ナノは10億分の1)メートル。木や草などセルロースを含む資源は豊富に存在する。資源の少ない日本で原料を輸入に頼らずに生産できる新素材として注目されている。産業技術総合研究所中心に日本が基礎研究で先行しているとか、森林大国日本が資源大国になれるかも知れない夢のある話だそうだ。林業の未来は明るいか?

吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」

 横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...