2012年9月30日日曜日

ちぎれ枝葉と共に

台風一過、快晴になりそうです。昨夜の台風が家の向こうにある山林から大量の枝葉を道路いっぱいにまき散らして東北の方に去って行ったようです。いかにも今年を象徴するような荒々しさで「さあ、今日から秋だぞ。」と宣言していったようです。

台風の来る前に、大童で夏の日除けに今年買った大きなよしず(葭簀)を片付けました。雨がポツポツ落ちてくるので競争です。片付ける算段もせずに大きくて陽の光をできるだけ遮れるようにと買ったは良いのでしたが、いざ片づけるとなると仕舞う場所に悩んでしまいました。結局、買ってきたブルーシートにしっかり包んで、軒下の雨のほとんどかからない一隅で来年夏まで待機してもらうことにしました。

それにしても、夏の2か月の間、すっかり庭に出ることなく、眺めるだけで過ごしていた間に、すっかり野の風情で強い雑草がどんどん草花を制圧してしまっていました。去年鉢植えで白のキキョウを枯らしてしまい、残った紫のものだけを地面におろしました。これは大成功で、この夏の間毎日たくさんの花を咲かせてくれました。アメリカンセージは強いです。赤い小花がたくさん咲きます。何かで頂いたほおずきの種が落ちて、毎年何本かのほおずきが赤い実を垂らしているのですが今年は見ることはできあませんでした。クチナシは6月に白い花を薫り高く咲かせていましたが、今は見るも無残に葉っぱが丸裸でした。ごめんなさい。蝶か蛾のサナギにあっという間にやられてしまいます。目を離してはいけないものだと知っているのに不精してしまいました。そして今は、シュウメイギクがピンクの花を揺らしています。金木犀がもうすぐ秋の香りを届ける準備をしていました。

少しは手入れをしてあげないといけないなぁ・・・と、よしずを片付けた後、一風呂浴びてビールを片手に、庭を眺めてのひとときの思いでした。

2012年9月28日金曜日

iPADからメール

iPADも買ってから既に、5か月経って、だんだん使い方が分かってきました。これまでに購入したアプリケーションは無料・有料取り混ぜて7~8本程度になりました。

その中で次第に使うものが絞られています。今重宝して使っているものを2,3紹介します。
・GoodReader・・・・・・FTPのファイルをアップロードします。ほとんどダウンロードするのに使います。
打ち合わせの資料などをDLして持ち歩くのに便利です。
・Dropbox・・・・・・・・・自宅のパソコンとモバイルとでファイルの共有をするのに便利です。
自動的に同期がとられていますので、外出先で得た情報をDropboxに保存すると
自宅のPCで、自由に使い回しできます。
・ Eメール・・・・・・・・・・・これは最近、使い始めました。メールで送られてきた情報を外出先で確認します。

iPhone5が発売されて、デザリング機能に注目が集まっています。要は、高速無線通信機能(LTE・・・Long Term Evolution) を中継してiPADなどのモバイル端末(wi-fi通信)を自由に使うことができるようになるということです。スマートフォンの契約をしておけばiPADなどのモバイル端末を自由に場所を選ばず使えるような環境を入手できるということです。便利さが飛躍的に向上しそうです。この場面では新聞紙上でも言われるように、アップル社とサムスン社が覇権を争っていますね。iPhone5がデザリング機能を持つことが分かり自分が買うとしたら、どちらにしようかと迷ってしまいます。通信費が上がるのも一寸辛いかな?

2012年9月27日木曜日

マリー・ローランサン展

昨年で閉館したマリー・ローランサン美術館の収蔵品のお別れ巡回展的な企画展覧会を見学してきました。

マリー・ローランサン。1883~1956、当初はキュビズム風の絵で注目されるが、次第にパステルカラーの華やかな画風に変化していき1920年代の売れっ子画家となったという。会場に展示されていた大きな100号を越すようなパステル画に3人の女性が描かrていた。最晩年の力作、「三人の若い女」は10年の歳月を費やして完成させたものとか、画家の執念にも驚かされました。パステルカラーというのでパステル画かと思っていたところ、絵はすべて油彩でした。でも色調はパステル調でした。

同時に展示されていた日本人画家の作品、中でも佐伯祐三の作品の迫力には感動を覚えました。1898~1928、30歳の若さでパリで客死。1927に描いた「リュクサンブール公園」、「扉」の2点が出展されていましたがユトリロ風というよりもっと強烈な印象を受けました。惜しい。

2012年9月26日水曜日

個展終了

1か月に亘る展示が終了しましたが、雑用に取り紛れ作品を片付けられないまま日々が過ぎて、もう10日ほどたってしまいました。来訪者の名簿を眺めながら、感謝、感謝でした。結局、記帳していただいた方は55名でした。店主によれば記帳していかれない方もおられましたよ、とのことでしたから合計60名ほどの方に見ていただけたことになります。拙い絵でしたが、会場で来客の方々とお話ししていると自分の絵の問題点などにいろいろ気付かされ、とても勉強になりました。人の目に晒すということの大切さですね。勇気を出して、出展を承知したことは結果オーライだったようです。もう少し、自分でも納得できるような絵を描けるように精進しようという気になりました。天気の良い日に写真に収録する作業がまだ残っています。

2012年9月25日火曜日

萩 耿介:「不滅の書」

図書館で通りがかりに目に触れて、今読む本がなくなっているのに気が付き、それではと、借りてきました。インドで消息を絶った兄を探しに行って滞在していたホテルに残された遺留品の中に1冊の本を見つける。それが「智慧の書」でした。小さな不動産会社に勤めていた自分が、ある日、会社が大手会社に吸収合併されて傍からは「良かったね、安泰だね」といわれるが、自分の立場は逆に、「うまくやりやがって」と軽蔑の目線を常に感じて卑屈に生きている。自分は何のために生きているのか?妻のため?子供のため?手元に残された「智慧の書」は難解ながら、何かよりどころになる言葉はないかと探し、つかの間の平安を得る。一体「智慧の書」とはだれがいつどうして書いたのだろう。1789年のパリフランス革命に飛び、1560年ごろのインドムガール王朝に飛び、「智慧の書」の著わされた時代へとタイムトリップしていきます。

2012年9月21日金曜日

海野町の街並み

上田市から東京に向かって戻る方向で北国街道の次の宿場町がこの海野宿です。それほど宣伝をしていないのに、本当に立派な宿が見事に保存されているのに何よりも驚いてしまいました。ほとんどの家には人が住んでいるという事、観光ずれしていない街並みでした。うだつの立派なこと・・・圧倒的な存在感を持っていました.

<img class="aligncenter size-full wp-image-1135" title="20120910海野町" src="http://www.kisas.co.jp/wp-content/uploads/2012/09/8f64743f6a0931baaecf72ae0fdd0cd5.jpg" alt="" width="400" height="267" />

2012年9月20日木曜日

上田の宿場町の家並み(柳町)

上田市は六文銭で名高い真田家の城下町です。また、北国街道というのが新潟と江戸を繋いでいて、その宿場町が残っています。ここ、柳町は上田城跡のすぐ傍を通る街道筋です。古い家並みが結構残されていて老舗が由緒ありげに伝統の品を売っていました。お蕎麦屋さんも佇まいの良いのが目につきました。<a href="http://www.kisas.co.jp/wp-content/uploads/2012/09/12d543573bbf3c8d6e2e8654bb74b88a.jpg"><img class="aligncenter size-full wp-image-1127" title="30120910上田柳町" src="http://www.kisas.co.jp/wp-content/uploads/2012/09/12d543573bbf3c8d6e2e8654bb74b88a.jpg" alt="" width="400" height="267" /></a>

2012年9月19日水曜日

前山寺

無言館のすぐ近くに立派なお寺があります。前山寺という真言宗のお寺です。ここの三重塔も有名です。写真ではよく判らないかもしれませんが、第二層と第三層には窓も扉も回廊もついていない、いわば未完成のままで残された塔です。塔といえば、今春に読んだ久木綾子も今年のこの暑い夏を乗り切ったんだろうね。凄い人ですね。

<a href="http://www.kisas.co.jp/wp-content/uploads/2012/09/0909zenzanji.jpg"><img class="aligncenter size-full wp-image-1124" title="0909zenzanji" src="http://www.kisas.co.jp/wp-content/uploads/2012/09/0909zenzanji.jpg" alt="" width="400" height="600" /

2012年9月18日火曜日

無言館と天満敦子

今年も『無言館』での天満敦子は真摯に弾きました。ご承知かとは思いますが、『無言館』は戦没画学生の残した絵を集めた鎮魂の美術館です。上田市の奥、塩田平の山懐に建つ小さな美術館です。ここの絵を見た天満敦子が、戦争のために画家としての道を半ばで絶たれた無念さを悼み、毎年1回、この時期に1人で行う演奏会で今年14回目だそうです。私は今年で連続3回目でした。観客は300人弱位で、数m先で演奏する音の迫力と美術館の中での響きの良さに圧倒される楽しみを求めて今年も行ってきました。
ただ、この美術館は空調が無いため、今年は暑さと人いきれでとても悪い条件でした。でも、汗びっしょりで演奏した今年の出来はかなり良かったように感じました。
「望郷のバラード」・・・天満敦子が発掘した曲、スラブ調の哀愁を持った響きは鎮魂曲としても十分通用します。
演奏を聴いた夜、上田東急インに泊りましたが、翌朝の朝食時に何とその天満敦子が同じバイキングを食べていて、そのテーブルと隣り合わせになり、他愛ない
会話を交わす栄誉に浴しました。天衣無縫な人柄で、ざっくばらんで本当に天才かもしれませんね。帰り際に名器「ストラディバリ」を抱えてロビーでまたもや
鉢合わせ。「これ、私の旦那」とヴァイオリンを指さして笑わせてくれました。
愛すべき人という感じでした。

2012年9月1日土曜日

はがき作成ソフトをどうする?(その後)

7月の日本郵政のソフトをダウンロードしたままになっていましたが、先日来使い勝手を試していて困ったことが判りました。絵の会が発行するはがきが特製ハガキで、郵便番号の位置と幅(文字間隔)が通常はがきや年賀はがきのものとは違うのです。特製ハガキの方は印刷屋さんと長年、同一版下でやってきたもので一グループの提案で今さら変えることなど考えられません。そこで、この日本郵政のお手軽ソフトで郵便番号の位置や幅などを変更しようとしたのですが、全く手掛かりがありません。そういうカスタマイズを許していないのです。

色々探しましたが、決め手がありません。結局、落ち着いたのは「ワードを使った差し込み印刷」でした。これですと、郵便番号の位置や幅も変更できるし、パソコンを使う人ならOfficeソフトも必ずインストールされているので、ポータビリティもあると思います。長3形の封筒にも対応できるのでこれも安心です。スタンスも決まり、ようやく引き継ぎの目途も立ちそうです。ヤレヤレ。

吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」

 横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...