2011年3月12日土曜日

東北地方太平洋沖地震

大変な地震が起きたものです。そして東京電力福島原発の異常な状況が刻々報道されていてこれから何が起きるか、まるで第2幕が幕開けしそうな気配です。ここでスリーマイルアイランドやチェルノブイリの再現が起きたらと考えるとゾッとします。その可能性が何十%かあるのではないでしょうか?その昔、といっても40年ほど前に、今はもう原発の廃却処理をどうするのかという研究材料になっている東海村の日本初の原発で安全棒の自動挿入装置の設計をした時のことを思い出しました。何かあったときに燃料棒の間に核分裂を抑制する制御棒を自動的に落下させて核分裂の暴走を防止する装置でした。それはフェイルセイフの考え方を徹底的に使って設計したものの、数年の間は時折、思い出してはあれで大丈夫だったのかな・・・と思い返したものでした。電流を入り切りするスイッチに物理的な接点を持ったスイッチと当時ようやく実用化されてきた半導体スイッチとを併用したのも思い出です。今はもう使われていないということだけでホッとしてしまいます。異常状況を想定したテスト条件の設定などなど、本当に手探り設計でした。今回の状況を報道から推定すると、冷却系の電源やポンプなどに問題が起きているようです。平常時であれば多分何の問題もなく動くものなのでしょうが、異常時にもきちんと動作するものを設計するということは大変なシミュレーションを必要とするものだと思います。設計者側に立って弁護していると取られると心外です。信頼できる設計でできていることを祈りたいです。

2011年3月8日火曜日

ウグイス

すこし暦を遡りますが、今年のウグイスの聞き初めは2月28日でした。去年のブログをひもといて見ましたところ去年は3月6日にウグイスの鳴き声を聞いたとなっていました。今年はこの寒さにも拘らず、2月28日に聞き初め。ということは1週間も早く確認できたということになります。たまたまなのか、本当に早く啼き始めたのか確認しようもないし、どうでも良いことかもしれませんが春が確実にやってきていることは明らかです。今日、暖かい日差しに誘われて、私が春を告げるもう一つの目安としている、アズマイチゲの花を見に行きました。昨日も雪でしたし、まだ早いのかな?と思っていましたがこちらはその思い通りにまだつぼみ状態でした。この状態だと今後の気温の状態にもよるでしょうが、今週末から来週にかけて満開を迎えるような雰囲気でした。ちなみにこれも去年の写真の記録を見てみると3月12日に満開の写真を収めていました。ということは去年と同じタイミングで花は開きそうなのです。自然の力の凄さ、奥深さを思い知らされますね。

2011年3月7日月曜日

あの「もしドラ」がNHKのアニメ番組に登場!

私の読書履歴はだいたい時代の流れや流行とは全く無関係に選んだり、偶然手にしたりといったものが大半なのですが、昨日テレビを見ていたら、なんとNHKのアニメ番組になるという予告番組をみて驚きました。やっぱり気になりますね。とりあえず録画の予約に入れとかなくてはと思いました。

2011年3月4日金曜日

村上春樹:「1Q84」book3

この不思議な物語はついにハッピーエンドで終わった。最初の「1Q84」を読んでもう2年位が過ぎたでしょうか?

イギリスの作家ジョージ・オーウェルの「1984」を連想させるタイトルのついた小説でした。社会を覆う全体主義国家の監視の目の変わりに、村上はオウム真理教を思わせる巨大な新興宗教組織を置き、ビックブラザーに対しここには不思議な「リトル・ピープル」が登場する。2つの月が見えることでこの闇の組織が張り巡らす世界にいることを暗示させて物語が進みます。3巻目はbook3という副題付きでフィナーレに進み、この長編が実は20数年に及ぶ純愛の物語であったことが明らかになりハッピーエンドを迎えたのでした。なかなか楽しめるお話でした。

2011年3月3日木曜日

藤沢周平:「暗殺の年輪」(文庫)

「漆の実の実る国」と同時に読み進めました。文庫本ですので電車などで外出する時に持参して読み進めました。表題「暗殺の年輪」は1972年直木賞受賞作。このほかに「黒い縄」、「ただ一撃」、「暝い海」、「囮」が一緒に集録されていました。どれも凄い、と感じました。特に感心したのは葛飾北斎の最晩年を描いた「暝い海」はぞくぞくするような北斎の老いて、かっての輝きを今一度と夢見るが、如何せんインスピレーションから程遠くなっている自分に気付かされていく心理描写は読ませるものでした。実はこの話は数ページ読んだところで(これは前に読んだぞ)と気付いたのですが、ほとんど初めてと同じようにぐいぐい読ませるものでした。「暗殺の年輪」も良かった。しばらく藤沢周平が続きそうです。

2011年3月2日水曜日

藤沢周平:「漆の実のみのる国」上・下

この小説を読み終わってから、これが藤沢周平の絶筆と知って大変驚きました。それまでの藤沢流のこなれた語り口は影を潜め、淡々とそして文献を挙げながら忠実に辿った上杉鷹山の生涯を描いた歴史小説です。文章が硬いと感じ、これは大成する前の小説家と勘違いしたほどでした。1997年出版。

2011年3月1日火曜日

インテル:新インタフェース「thunderbolt」を発表

2月24日にインテルが新しい高速のインタフェースを発表した。USB3.0の搭載したパソコンもあまり多く見当たらないこの時点でその転送スピードが10Gbps(USB3.0で5Gbps)という<a target="_blank" href="http://eetimes.jp/news/4626">thunderbolt</a>で現在主流のUSB2.0の480Mbpsとの比較では20倍強の高速化が実現できる。しかも仕様が全く公開されていない中で、アップルが先日発表した発表した新型のパソコンi MAC Book proにはこの高速インターフェースが実装されているというから驚きます。尤も、まだこのインターフェースを持った周辺機器は1つもありませんけどね。アップルからの依頼でこの規格ができあがったのかもしれません。この仕様が詩情に受け入れられるのでしょうか?興味津々ですね。

吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」

 横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...