2020年6月13日土曜日

COVID-19(5):(第2波ではなく)第2章の幕開け

日本は一旦、おさまりを見せているが、世界は違う。日本で話題になっている第2波の話ではない。世界では将に第1波が猛威を振るっている、第2章なのだ。震源地の中国はもとよりアメリカを除く先進6か国は一応の安定期に入っているようだが、(言葉が適切ではないが)中・後進国では将に第1波が幕開けとなってきた。

今やこの話では有名なジョンズ・ポプキンス大学のデータによれば、ブラジル、ロシア、インド、ペルー、イラン、トルコ、チリなどが猛威を振るいベスト10に国名を連ねている。この状態では世界の活動の正常化は期待できない。人や物の自由な往来などできるはずがない。何とかパンデミックを克服したかに見える国々もどこをどう回って第2波や第3波に見舞われるか予断を許されない状態にあるのだ。自国さえウィルス禍を乗り切れば、といった自国第1主義だけではどうにもならない。今こそ利他主義(他人、他国にメリットのある行為、行動が巡り巡って自分、自国に利益をもたらす)が適用される世界でなければならないのだ。

2020年6月9日火曜日

広瀬和生:21世紀落語史

最近の落語ブームというか、落語家のTVなどへの露出度はすごい。最近の落語界の様子を知りたくて手に取った。改めて志ん朝亡き後の新潮流がどうして出来上がっていったのか、おぼろげに知った。かって注目していた市之丞や市馬が頑張っている様子も伺えた。新しく活躍しだしている立川流一門にはやはり注目したい。三三も良い噺家になったらしい。そのうち一度聞いてみたい。小三治が自分と同年と知った。

2020年6月6日土曜日

6月5日:ストロベリー・ムーン

近所の八百屋で買い物をしてレジに立っていたら話し掛けられた。先日、いつもの散歩道でスケッチをしていて通りかかった人をふと見たら、近所の八百屋さんの人だった、その人からだったのだ。「今夜は満月ですよ。アメリカではストロベリー・ムーンというそうですよ」と教えてくれた。そういえばイチゴが露地で実るのが6月か!と納得して帰宅後に調べてみた。6月の月は時に、赤く見えることが多いとか。そこからこの時期に実るイチゴの名前で呼ばれるようになったと解説してあった。ネイティブアメリカンの間で名付けられたようだ。ネイティブアメリカンは氷河期にユーラシア大陸からアラスカ経由で渡っていったモンゴロイド系の人類を祖先に持つのだから、案外感性は我々日本人と共通のものがあったのかもしれないなどと空想してみた。スマホで撮ったぼやぼやの月は霞んでいて、それほどの赤味は感じられなかった。

2020年6月5日金曜日

宮本輝:「草花たちの静かな誓い」

ようやく公共施設が少しずつ活動を開始した。その中で一番渇望していたのが図書館だった。
本当に読みたければ書店で買えばよいのに、と他人からは言われそうだが、どんなに面白いか読んでみないと分からないし、本屋は開いているかどうかわからないし・・・。グズグズしているうちにアッという間に3か月強が過ぎてしまい、図書館からメールがやってきた。3冊も予約が届いています、だって。早速、図書館に行ってみるとなんと物々しい。入り口の前でやってきた目的を聞かれ、予約した本の受け取りです、と答えると許されてアルコール消毒、そしてどうぞ入館ください、で入館すると図書館内は照明が落とされていて薄暗い。受付へ、入館ルートと出館ルートが区分されていて誘導するマーカーに従って受付へ。3冊の内、2冊が次の待ち人がいる、と聞いてその2冊だけを受け取った。3冊も一緒に借りても読み切れないと再借入れには時間が掛かるので競争のない本は後回しにするのは当然です。

そしてお久し振りです。宮本輝さん。
相変わらず人を信じることが報われる、そんな世界が展開していました。3か月ぶりの読書で、ページをめくるのがもどかしくなる位、久し振りの読書タイムを堪能し僅か10時間の一気読みでした。有難うございました。
舞台はアメリカ、ロス郊外のトーランス市。ここは長男が3年ぐらい暮らしていて1度、訪問したこともある街、その太平洋寄りに隣り合ったバロス・ヴァーデス半島にある大邸宅が舞台でした。土地の匂いを追体験しながらの久し振りの読書タイム、堪能しました。

2020年5月27日水曜日

国民の底力

緊急事態宣言が出てからの日々、時間が有り余るほどあるはずなのに何に使っているのだろう?5月も末になり、東京など残されていた危険区域も緊急事態が解かれた。世界中から日本がどうしてこの新コロナウィルス禍から脱したのか、不思議がられているが私なりには、これこそ「日本人が持っている良識の勝利」だと信じたい。罰則を伴わない政府の要請を自分のことととして受け止め、消化して見せる従順さ、これは別の局面ではあの思い出したくもない「忖度」と通底している行動パターンかもしれない。もう一つ、今国会で何が何でも成立させる積りだった国家公務員法と検察庁法を廃案に追い込めた?ことに注目したい。最初は検察OBや有名知識人に加え、タレントたちまでがSNSなどを通して反対の声を上げ、それが拡散して大勢の賛同を集めたことで強硬成立を断念したのかと思ったのだが、黒川東京高検検事長が賭けマージャンをしていたことが週刊誌にすっぱ抜かれたことでそれを事前に察知して引っ込めたらしいと知り、興醒めとなったが、ここは我々大勢の人間の反対の声がことを動かしたのだと信じたい。先の罰則を伴わない緊急事態宣言でも見事に成果を出した国民はデモもできない状況下で新しいメディアSNSを使って時の政権の横暴を食い止めた、これぞ将に民主主義が機能したのだと信じるべきだと思う。今回の事案を教訓にして絶対多数の与党と少数派の野党との力の差も国民の世論でストップをかけられる、そういう力を持っていることを自覚したことに注目したい。

2020年5月4日月曜日

キンラン・ギンラン

夕方、今日初の外出。足の向くまま歩き出したが途中から新しい道に迷い込み、ドンドン進んで行くと山裾から公園に入る道に行き着いた。ふと思いついたこと、それはこの時期にいつもカメラを提げて八王子で撮影していたキンラン、ギンラン。同じような雑木林が目に入って、こんな山林だからキッとお目に掛かれるに違いないと確信して歩き出した。しかし、全くそんな気配がなくこの地では無理かと帰り道に選んだコースのもう直ぐ出口というあたりで突然見覚えのある葉茎の形が目に飛び込んできた。続いてきいろのかわいい花も。キンランでした。それから慎重にあたりを探索すると1、2株のギンランも目に入ってきた。大当たりでした。

キンラン

ギンラン
夕暮れだからだろうか、それとも蕾なのか?明日にでももう一度確かめに行こう。

2020年5月2日土曜日

テレビ:「ダウントン・アビー」(5)始まる

中断していたがシリーズ(5)が先週から始まった。時代は1924年、第1次世界大戦が終わって5年、ダウントン侯爵の館にはすでに電話が入り、自動車はとっくに使われている。それでも緊急の用事には電報が多用されている。侯爵夫妻、3人の娘(ただし、末の娘は出産に伴う中毒症で亡くなっている)たちにも多くの人との係わりがある。大勢の使用人がいてその一人ひとりにも多くの問題があり、それらが重なり合って複雑な人間関係と共にドラマは厚みを増して見始めると飽きることがない。これからのテレビ鑑賞に楽しみが増すことは間違いない。

吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」

 横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...