2012年4月27日金曜日
水彩画
去年は4月開催予定でしたが、東日本大震災の発生を受けて、いったん中止し、6月に期間も短縮して行いました。今年はそのようなアクシデントもなく19日から24日まで6日間、相模原市民ギャラリーで行いました。会員数も60名を超え、180点強もの出展数で賑わいました。入場者数は延べ1300名だとか。水彩画を始めて2年と8カ月経ち、絵筆を取ることに対する緊張感はなくなりましたが、習ったことが画用紙の上にはなかなか表現できずもがいています。それでも、野外スケッチ特有の戸外の自然の中に浸って過ごす3時間余りを心地よく感じるようになったのは相当の進歩だと思っています。どんなところで描いているか、偶にはブログ姉妹編(水彩スケッチ紀行)も覗いてみてください。
2012年4月25日水曜日
iPADが来た
4月10日だという購入時の案内だったが、23日にメールが来て今日出荷したときた。24日午前にはもう我が家に到着しました。こんなに早く入手できるとは思ってもいませんでした。随分軽い、梱包も簡素、説明書がない。どうするの?取り敢えず電源を入れてみるか?バッテリーの充電が始まる。まぁ、大人しく充電完了を待つとするか!1時間ほどで充電量が85%まで上がってきました。やおら、ただ1個あるボタンを押しました。これ以外にすることがないのです。後はタッチパネルでの操作だけです。簡単そうですが、最初は慣れないのでおっかなびっくりでした。初期設定に入るように促されているのですが、どうすればそうなるのか判りません。タッチ、ダブルタッチしても初期設定に入れません。そのうち画面が消えてしまいます。何回か繰り返しているうちに、手が慣れてきたのか、スライドスイッチを横にずらすような指の動きをしたところ、さっと画面が切り替わり、初期設定を次々と促してくれるのでした。といっても使う言語を日本語にする、アップルIDとパスワードを設定する(これは購入時に取得させられていました)だけでした。最後にWi-Hiの通信設定だけでお終い。1時間もかからずに利用可能状態になりました。さて、どんなソフトが入っているのか順次触ってみるところからスタートです。Safariというブラウザで¥を立ち上げました。すると、そのお気に入り相当のところにiPADをどう使うかというユーザマニュアルが登録されていました。これを見ながら使いこなしていくんですね。取り敢えずはそこまでで初体験を打ち切りました。
iPADを入手した子供のような喜びがありました。老化防止に役立ってくれるかな?
iPADを入手した子供のような喜びがありました。老化防止に役立ってくれるかな?
2012年4月23日月曜日
iPAD:電子書籍に感動しました
iPADは薄い、軽量、速いという特長からモバイル用に最適でしょうが、その中でも注目していたのが、新聞などの購読とか、書籍の持ち歩きです。いわゆる電子書籍といわれるものです。そこで、最初にこれに挑戦することにしました。電子書籍には有料のもの、無料のものなど各種あるのですが、それらをトータル的に取り扱ってくれる「i文庫HD」という名前のアプリケーションソフトを買いました。800円でした。これが実に買いやすくできています。選ぶまでは結構パソコンを使って情報を調べました。例えば、iPADのおすすめのソフトは何か、とかを検索するとたくさんの有用な情報が得られました。例えば無料で本の電子化をどうするか、とかです。そして目的のものを購入するのはipadの「App Store」というアイコンをタッチするとソフトを選択する画面が出てきて目的のソフト名を入力すると購入画面になり、登録済のパスワードを入れるとそれでお終いです。あっという間に自分の手元のiPADにソフトが入ってくるのです。パソコンでいうとダウンロードだけですね。インストールという操作がiPADにはありません。そして正に、この「i文庫HD」というのは期待以上のものでした。何とこの文庫には最初から2つの書庫が用意されていて、1つは海外文学、もう1つは日本文学です。どちらも約60冊ほどの本が予め登録されていてどれでも取り出してすぐに読み始めることができるのです。日本文学の方は、有名な青空文庫に収録されている本の中から選ばれています。また、このソフトには青空文庫の収録されている中から自分の好きなものをダウンロードできるような検索機能が付いているのです。いわゆる著作権の切れた古典物がずらり。より取り見取りというやつですね。凄いです。受験時代に作家と代表作を丸暗記して、しかも中身は読んだことがない、といった本が目白押しです。これはもう時間がいくらあっても読みきれるものではありません。自分が大きな図書館を抱えて持ち歩きしているという状態です。ipadでは例の、拡大縮小も意のままです。読みたい大きさにして、ぺージを繰るようにめくっていく感触の素晴らしさ、・・・・本当に凄いです。早速、太宰治の「津軽」を読み始めました。戸外に持ち出すにはモバイル通信環境が必要です。今度はこれを少し調べてみましょう。
ニッポニア・ニッポン
このお誇らしい名前を学術名に持つ鳥、日本の鳥の中のエリートでしょうか、それが「トキ」ですね。自分の生まれ育った金沢から上野へ走る特急の名前にも使われていました。その日本のトキがいなくなってから今年で30年になるという。その間、中国から譲り受けたトキを増やして 5年前から放鳥し始めた。昨日、去年放鳥したトキに子供ができた。それも3羽だという。凄いビッグニュースですね。これを実現した陰には地元の放鳥を受け入れた農家や子供や無関係の人たちの協力なしには実現しなかったことだと思う。敬意を表したいですね。この雛鳥が成鳥になる日までが待ち遠しい。
2012年4月20日金曜日
立川談志:「人生、成り行き」
立川談志の2冊目。これは吉川 潮という人が談志と対談というか、聴きだしていく形で描かれています。2008年、おそらく談志の最後かもしれないという筆者の思いと談志自身の言い残しておきたいことをこの際、総ざらいしておこうという想いが一致してできたものでしょう。入門時からいろんな病と闘いながら、体調の許す限界で落語を語っていた時までの経過を10回に分けて聞き出したものでした。
談志の落語論の「業」に続いて「イリュージョン」ということについて語っています。
「イリュージョン」。これは一寸、わかりにくい。英語だと意味が固定的になってしまい、理解できなくなることが多い。自分の単語力の無さによるのですが、この場合も「幻想」とかという日本語しか出てこなくて意味があいまいになる。談志はどういう意味合いで使っているのだろうか?談志はそれをフロイトの自我を説明する3つのキーワード、「エス」、「自我(エゴ)」、「スーパーエゴ」の内の「エス」のことだといっている。
エスとは、生物学的な本能に基づく直接的な充足を得ようとする心の働きで、様々な欲求の源泉。また自我とは、エスと超自我の中心にあり人間の内面を調整し、外界に適応する機能をもつ。この自我が葛藤を調節する際、さまざまな防衛機制が用いられる。最後に、超自我とは、両親を中心とし社会的規範が個人に組み込まれたもので、価値規範となり自己を方向付ける機能をもつ。
こうなると判らない。要は、「言葉にはできない、形をとらない、ワケのわからないものが人間の奥底にあって、これを表に出すと社会が成り立たない。そこで常識というフィクション拵えてどうにか暮らしている。落語は人間を描く以上、そのような常識に囚われない人間の不完全さにまで踏み込んで演じなければならない」、といいうことのようです。たかが落語、されど落語。落語家はそこまで古典落語に出てくる人物の中に踏み込んで内面の心理をわきまえたうえで語っているのでしょうか?
談志の落語論の「業」に続いて「イリュージョン」ということについて語っています。
「イリュージョン」。これは一寸、わかりにくい。英語だと意味が固定的になってしまい、理解できなくなることが多い。自分の単語力の無さによるのですが、この場合も「幻想」とかという日本語しか出てこなくて意味があいまいになる。談志はどういう意味合いで使っているのだろうか?談志はそれをフロイトの自我を説明する3つのキーワード、「エス」、「自我(エゴ)」、「スーパーエゴ」の内の「エス」のことだといっている。
エスとは、生物学的な本能に基づく直接的な充足を得ようとする心の働きで、様々な欲求の源泉。また自我とは、エスと超自我の中心にあり人間の内面を調整し、外界に適応する機能をもつ。この自我が葛藤を調節する際、さまざまな防衛機制が用いられる。最後に、超自我とは、両親を中心とし社会的規範が個人に組み込まれたもので、価値規範となり自己を方向付ける機能をもつ。
こうなると判らない。要は、「言葉にはできない、形をとらない、ワケのわからないものが人間の奥底にあって、これを表に出すと社会が成り立たない。そこで常識というフィクション拵えてどうにか暮らしている。落語は人間を描く以上、そのような常識に囚われない人間の不完全さにまで踏み込んで演じなければならない」、といいうことのようです。たかが落語、されど落語。落語家はそこまで古典落語に出てくる人物の中に踏み込んで内面の心理をわきまえたうえで語っているのでしょうか?
2012年4月15日日曜日
iPAD:勉強会
私の活動の一部に、「シニアによるシニアのためのITアドバイザー」のグループがあります。町田を拠点にNPOとして細々と活動しています。活動を始めてもうすぐ10年にもなろうかという歴史がありますが、最初からのメンバーもそれなりに年を重ね、ITアドバイザーも良いけど色々楽しみたいねということでいろんな同好会が派生しています。旧サラリーマン時代の延長としてゴルフあり、ハイキングありです。ITに近いところでは、音と映像を楽しむ会」とか、「iPADを楽しむ会」というのもあります。そこで、早速この「iPADを楽しむ会」に入会させてもらいました。魂胆は無論のこと、この良くわからない玩具箱をどう使うのか、使っているのか、教わりながら自分なりの使い方を編み出していこうということにあります。やはり使い方で多いのはEメールでした。いつでもどこでも、そしてすぐに見られる。送れる。というところがメリットのようです。何しろノートパソコンより小さく、軽い、電池も長持ちする。10時間以上使えるようです。その次は検索ですね。ここまでは予想通り。その次に多かったのは「ゲーム」でした。我々の年代になってゲームは卒業でしょう!と思っていましたが、意外にも人気があるようです。その鍵は「お孫さんとのコミュニケーションツール」のようでした。どんなゲームが面白いのか、名前など聞いてもさっぱりわかりません。やったこともないのでそんなに面白いのかも想像できません。うちの息子たちからは、「そんな余分なことは教えないで!」と叱られそうです。
2012年4月13日金曜日
iPAD:写真と動画
iPADという道具は一体何に使うんだろう?買ってみてからいうのも変ですが、このおもちゃ箱のようなパソコンは兎に角シンプルです。押しボタンが2個しかありません。1個はアプリケーションを選択するボタンです。あるアプリケーションをやっていて他のことをしたり、参照したりしたくなった時には必ずこのボタンを押します。Windowsですと、スタートボタンを押して希望するアプリケーションを起動するのと類似しています。もう1個のボタンはスリープモードにしたり電源をシャットダウンする時に使う、電源ボタンです。その他に音の大小をコントロールするダイアルスイッチと音の入り切をコントロールするスライドスイッチです。その他の必要な操作はすべて画面に出てくる会話型で操作を決めるのです。キーボードも勿論ありませんで、何か入力しなくてはならない時には、画面上に操作キーボードが出てきてキーインを促すのです。いろんな仕掛けがありそうで操作するのもおっかなびっくり、という感じです。一番操作しやすい写真と動画を撮ってみました。写真と動画は画面を見ながら瞬時に切り替えることもできます。ただ、レンズは単焦点なので、ズーム機能はありません。ここで撮った写真をパソコンに取り込む方法を探りました。iPADとパソコンをUSBでつなぐと、マイコンピュータ上ではiPADは外付けのUSBフラッシュメモリーなどと同様に外部機器として認識できました。これを使って、昨日は写真やビデオをパソコンに移動させることはできました。写真は何しろ10インチという大形のファインダーを見ながら写すという画期的な取り扱いでようやく一渡りの操作ができるようになりました。iPADの持ち方を縦横回転させると画面がクルクルと回るのです。」これだけやっていても結構楽しいひとときを過ごすことができるのです。不思議なことですね。
2012年4月10日火曜日
立川談志:「談志最後の落語論」
2009年に上梓された最後の落語論だそうです。20歳台で落語革命論を書いたそうで、これが今の落語家のバイブルになっているそうです。
談志の落語観
落語は非常識の肯定である。「非常識」は「業」と言い換えても良い。人が非合理的な行動をしたり発言をしたりする、その矛盾といったものを「業」と表現しているように思える。落語家はその業を見事に抉り出して見せなければならない、といっています。
凄い覚悟ですね。落語にも色んなジャンルがありますからそれだけではないのでしょうが古典落語には確かにすごいお話が沢山あります。「らくだ」とか「黄金餅」とかが思い浮かびます。
談志の落語観
落語は非常識の肯定である。「非常識」は「業」と言い換えても良い。人が非合理的な行動をしたり発言をしたりする、その矛盾といったものを「業」と表現しているように思える。落語家はその業を見事に抉り出して見せなければならない、といっています。
凄い覚悟ですね。落語にも色んなジャンルがありますからそれだけではないのでしょうが古典落語には確かにすごいお話が沢山あります。「らくだ」とか「黄金餅」とかが思い浮かびます。
2012年4月5日木曜日
ネコヤナギ2題
先日書いた五日市に行ってきたときの写真をアップします。
昔はどこの川原にも見られた早春を告げる草木です。これは少し開きすぎていましたが逆光に光るところを写してみました。
次はコネコヤナギという品種です。
どれも懐かしさが漂いますね。
昔はどこの川原にも見られた早春を告げる草木です。これは少し開きすぎていましたが逆光に光るところを写してみました。
次はコネコヤナギという品種です。
どれも懐かしさが漂いますね。
2012年4月3日火曜日
佐々木譲:「巡査の休日」
北海道警察本部シリーズ第2作目を読み終えました。3作目ともなると、登場人物やその人間関係がスッカリお馴染みになってきて、筋書きやストーリーの展開に集中できるのが有難いことです。これが外国の翻訳物ですと、人物名が中々頭に入ってこなくて、いつも見開きのページにある登場人物のプロフィールを見ながら読み進むことになるのです。これは結構、興ざめになることなのです。
選んだ作品がどうやらしゅっぴつされた順番と割と近いようで、前に取り扱った事件での出来事などがチラッと出てきたときもその背景を知っていると読んでいてその背景をも自分も共有している感じがして楽しいものでした。
選んだ作品がどうやらしゅっぴつされた順番と割と近いようで、前に取り扱った事件での出来事などがチラッと出てきたときもその背景を知っていると読んでいてその背景をも自分も共有している感じがして楽しいものでした。
ネットラジオを録音する
インターネットでラジオを聞くというのは民放ではradikoというソフトで良い音質を楽しめます。同様にNHKでは「らじるらじる」というソフトが提供されていて大変重宝しています。これはスマホ用にも提供されていますので、モバイル的には必須のアイテムです。しかし、聴きたい放送によってこの2つのソフトを使い分けるのも面倒です。それにお気に入りの放送を録音して置けるとこれはこれで役に立ちますね。好きな音楽などはこれでライブラリ化してiphoneなどに持ち出せれば更に理想的な環境が作れそうです。
そんな夢を実現できるフリーソフトを見付けました。radikaというソフトです。個人で開発して公開してくれているものです。有難いですね。元になっている2つのソフトは頻繁にバージョンアップをするようで、個人でこれをフォローしていくのは大変なことだろうと感謝感謝です。時々、対応遅れで聴取できなくなることもあったりしているようですが、贅沢は言えませんね。どうすれば良いのか親切に解説してくれている<a href="http://vostok.myftp.org/tubo/radika.html" target="_blank">サイト</a>がありますのでご紹介させて頂きます。現状ではパソコンでないとこんなことはできません。少し設定が大変でしたが、民放とNHKそれにネットラジオも含めて、このソフトだけですべて聞くことができるだけでなく、スケジュール録音もできるのです。凄い!
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