2015年8月27日木曜日
万城目 学:「ザ・万遊記」
最近売れっ子らしい作家さんのエッセイというか身辺記録というか日記というか、要するに相当に厚かましく言えばこの「KISASの部屋」的な雑文集。最近売れている作家さんの情報など自分で独力でキャッチする訳もない。これらはテニスコート内で交わされる最近の読書情報交換から得られるものなのです。先日図書館で返却図書の棚にこの本があったのです。この作家さんの名前が極めて印象的だったので目に付いたのです。「マキメ」と呼ぶのですね。私の読み慣れた読み方ではマンジョウメですね。この本が話題になったのではなくてある作品を書いた作家さんの名前が話題になっていたのでした。この本のお蔭で、この作家さんの作家デビューを迎えるまでの色々を知ることができました。無類のサッカーファンであるらしいこと、それ以上にテレビ番組の「建物探訪」の渡辺篤史の大ファンらしいこと、読書遍歴の断片なども面白く読みました。そしてさっそく「鴨川ホルモー」という本を予約しました。購入ではなくて、図書館頼りであることを万城目さんに謝らないといけません。印税の足しにはなりませんでスミマセン。
2015年8月23日日曜日
Windows:ダウングレード
2週間ほど前にWindows8.1からWindows10にアップグレードしたばかりのノートパソコンですが、今週末から受講する「シニア情報生活アドバイザー」という講座ではWindows8.1のパソコンを持参する必要があるとわかり、急きょダウングレードすることにしました。安全のために8.1の時のイメージバックアップを取ってあるのでそれを使うか、それともMicrosoftが提供している1か月以内のダウングレードサービスを使うか、ちょっと迷いましたがここは一般性のあるマイクロソフト社のダウングレードを体験してみることにしました。[スタート]-[設定-][更新とセキュリティ]-[回復]と進めると中段に「Windows8に戻す」が出てくるのでその「開始する」をクリックするとあとはオートマチックに2回ほどの再起動を経て、見事Windows8.1に復旧できました。所要時間は40分程度でした。NPO仲間に報告すると「マイクロソフトのそのソフト、結構よくできているみたいだね」との感想でした。
2015年8月22日土曜日
宮部みゆき:「ソロモンの偽証」第3部「法廷」
前の1部、2部を読んだのがいつだったか?こんな時この備忘録的ブログは役に立つ。検索で調べると直ぐに判る。第2部は2014年1月11日に、第1部は2013年9月29日に読後感を書いている。読み始めてからかれこれ2年の月日が流れているのだ。しかし、大まかな流れは記憶に残っていることに少し驚いた。冒頭に電気店の通りの向かい側にある公衆電話を利用している中学生のおぼつかない姿を描写している第1部の場面は読みながらこれがこの物語の発端であり、最後のキーとなる決定的な証拠の一つになるのだろうなぁ・・・と漠然と思ったことなど鮮明に覚えていた。学園ドラマの中のミステリーという筋立てで映画では今春、2部、3部をっ連続公開して話題を呼んだことで知られている。中学生が学校内裁判という形で繰り広げる法廷劇は宮部美由紀も一度手がけてみたい種類のミステリーなんだろうなぁ、と想像できた。長編をよく根気強くかけるものだと感心もする。実際の中学3年生がここまでの疑似法廷を繰り広げられるとはとても思わないが学園ドラマ、青春ドラマとしても耐えられる出来栄えになっていた。貸して頂いたOさんには感謝、感謝!
2015年8月16日日曜日
パソコンの停止方法
皆さんはパソコンを停止するときにはどういう方法をとっているのでしょう?大抵の方は「シャットダウン」でしょうか?私は余程のことがなければ「休止状態」にしてデスクを離れます。停止の仕方にはこれら以外に「スリープ」というモードがあります。「スリープ」というのは主記憶の電源をダウンさせることなく、それまでやってきたソフトの走行状態をそのままキープして停止させます。ですから主記憶の記憶状態を保持させるためのメモリー電源は生かしたままにしてあります。再起動には時間は掛りませんが、電力の消費はわずかながら続いています。「休止状態」ではその主記憶のメモリーの状態をハードディスク(HDD)に待避させて、作業再開の準備をしておいてから電源を停止させます。電源の消費は抑えられますし、確実に作業を再開できます。「スリープ」では、そのスリープ中に停電が起きると主記憶メモリーの状態が喪失してしまうので完全な作業再開は約束されないのです。
ところが最近数か月、メインマシンであるデスクトップ・Windows7が「休止状態」にしても、直ぐに再起動が掛かるというように変わってしまっているのです。たとえば夜寝る前に「休止状態」にしても、朝には電源が入ってスタンバイ状態になっているのです。電源の節約にもなっていません。久し振りにじっくり状態を調べました。電源のコントロールに関連する設定は、「コントロールパネル」の「システムとセキュリティ」の中の「電源オプション」を見る必要があります。また、「電源プラン」にある、バランス(推奨)とか省電力という言葉についても理解を深めておく必要があります。
電源プラン: よく寄せられる質問を見ると、次のような記述がありました。
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バランス。必要なときはパフォーマンスを最大にし、非動作のときは電力を節約します。大部分のユーザーにとって、これが最良の電源プランです。
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省電力。システム パフォーマンスと画面の明るさを抑えて電力を節約します。このプランをラップトップで使用すると、1 回のバッテリ充電量を最大限に利用することができます。
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高パフォーマンス。 画面の明るさを最大にし、状況に応じてコンピューターのパフォーマンスを増大させます。このプランでは、電力消費が大きく、ラップトップのバッテリ持続時間が短くなります。
2015年8月11日火曜日
池井戸潤:「空飛ぶタイヤ」下
この小説のタイトルにある文字通り、車のタイヤが走行中にはずれて飛んでいくという事故をきっかけにこの事故が整備不良なのか、それとも本質的な設計上の欠陥からなのか、タイヤを装着するハブを設計・製造してきたメーカーと利用者とが真っ向から対立するが所詮この戦いに利用者側の勝ち目はない。そこをどうかいくぐって真相にたどり着くのか?普通では到達できないほどの難関を乗り越えて「正直者が馬鹿を見ない」結末を導いてくれる。ここ数日来メディアを賑わしている東芝の利益上積み工作と根底に流れるものは同じ、サラリーマンのジレンマ、人間として生きるのか企業の中で企業論理の中で生きていくのかが問われる。最後の味方は内部告発だった。これも東芝問題と同じなのだろうか?ちょっと違うような。システム・形をいくら作ってもそこで動いている人のモラル&モラール*に本質の問題はある。この話とは別だが昔読んだシドニィ・シェルダン作の「ゲームの達人」を思い出した。ともにエンターテインメント小説の代表格のように浮き沈みが激しいジェットコースター小説ともいえる。
*広辞苑より引用
モラル【moralイギリス・moraleフランス】
①道徳。倫理。習俗。「―に欠ける」
②道徳を単に一般的な規律としてではなく、自己の生き方と密着させて具象化したところに生れる思想や態度。
モラール【morale】
志気。やる気。「―を高める」
2015年8月9日日曜日
Windows10をノートパソコンにも
予てから予約してあったノートパソコンのWindows8.1からのアップグレードの通知が今朝入っていたので、早速こちらのマシンもアップグレードした。こちらは64ビット機なので処理速度も速いだろうし、8.1の使い難さから早く脱却したいという思いが強かったので心配よりも期待感のほうが遥かに強かった。それに32ビット機であるデスクトップですでに体験済みでそんなに心配するアプリケーションも入っていないので、失うものはほとんどないアップグレード作業である。アップグレードにかかった所要時間は2時間10分でした。すんなりと終了。問題点が1つありました。元々、家庭内でのTV視聴アプリです。今月中に修正版がリリースされることになっているが構わずアップグレードしたので案の定、スムーズに動かない。音声画像ともに出てこない。まぁ、これはほとんど使っていないのでその内、対応するといっているので問題にしないことにした。通常の使い勝手は断然向上した。前にも書いたがWindows8.1は失敗作と断定したいくらいお粗末なユーザインターフェースだと思う。
2015年8月2日日曜日
いとうせいこう:「想像ラジオ」
2011年3月11日、あの日のことは忘れられません。その日は仕事で日本橋蠣殻町のオフィスビルで仕事をしていました。物凄い揺れが襲ってきて、ペンシルビルのような4ツ角の小さなビルは揺れに揺れ、交差点にいつ投げ出されるのかと慄きながら、自分を冷静に眺めていました。8階にいるからここでビルが倒れたら終わりだなぁと思い、交差点を見ていたはずなのですが、交差点での車や人の動きについては記憶はありません。見えども見えずだったのでしょう。壁につかまり、ファイル棚が倒れ掛かってくるのを腕と壁とに挟まれながら抑えるのに必死だったのかもしれません。ようやく揺れが収まりかけて、あぁ大丈夫かと思ったとき第2段目の揺れが襲ってきました。これが後に最初の揺れが8.7レベルでそれが2段目の揺れを誘発したこと、そしてマグニチュードは9.0に修正された揺れだったと知った位、鮮明に覚えています。この時点でこれは関東大震災の再来だと6割ぐらいの確率で確信したものでした。あれからもう4年4か月が過ぎました。ハワイ島のキラウエア<em>火山</em>の溶岩流がゆっくりと海に向かって流れていく映像を見たことがありますが、あれと同じ映像がその後のテレビ放送に延々と流れました。大津波でした。その津波の下に1万人以上の人たちが呑み込まれていったのでした。。ボランティアで行くほど行動的でもなく、体力的にも役に立ちそうにありません。募金をいくらかはしましたが、それだけです。あの震災を描いた文学作品の初めのものでしょう。
この本はその津波に呑まれ、樹の上に引っ掛かったままの樹上の「DJアーク」さんから流れる想像上のラジオ局のディスクジョッキーです。死者の声、そして死者だけが参加できるDJ、という形式を取った鎮魂の小説でした。
雲仙普賢岳の火砕流、阪神淡路の大震災・・・・この世にはこんな災害が起きるのかと驚嘆したことは忘れられないが、その何倍も上回る福島原発事故を含む東日本大震災は自然の驚異以外の何物でもない。その中で我々は「偶然、生かされている」という想いが消えない。
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この本はその津波に呑まれ、樹の上に引っ掛かったままの樹上の「DJアーク」さんから流れる想像上のラジオ局のディスクジョッキーです。死者の声、そして死者だけが参加できるDJ、という形式を取った鎮魂の小説でした。
雲仙普賢岳の火砕流、阪神淡路の大震災・・・・この世にはこんな災害が起きるのかと驚嘆したことは忘れられないが、その何倍も上回る福島原発事故を含む東日本大震災は自然の驚異以外の何物でもない。その中で我々は「偶然、生かされている」という想いが消えない。
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2015年8月1日土曜日
Windows10をインストールしました
デスクトップの予備機にはwindows10のInsider Preview版を入れてあったので今朝立ち上げてみると、準備が整った旨の表示が出て、ダウンロードが始まった。このマシンは文字通り少し古く、性能もあまりよくないので普段は使っていない。アプリケーションもあまり入れていない。それで無条件でインストールしてみることにした。好奇心だけで。75分程度ですべてのアップグレード作業が終わった。何の問題もありません。Windows8.1よりスタートボタンの復活以外にも随分使いやすくなった。というよりWin8.1までのユーザインターフェースがお粗末すぎたというべきでしょう。新しく提供された機能はフォト、Edge、ミュージック、映画&テレビとなっています。この中でEdgeに注目していたのでアクセスしようとしたらEdgeが見当たりません。どうしたんでしょう?タスクバーにあるはずなのに、慌ててプログラムファイルを見てみましたがありません。どうしたことでしょう。このパソコンが能力不足とかのためにインストールできなかったのか???そういえばInsider Viewの時もチェックしていなかったなぁ・・・。一休みしてもう一度やり直してみたら、すべてのアプリケーションの中にありました。もう一度、プログラムファイルを見直しましたがその中にはありません。どこに入っているのでしょうね。昔、Internet Explorerがそうだったような気がします。Windows10とバンドルになっているに違いありません。
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NHKカルチャーセンター主催の水彩画講座(2時間*3回)の第一回を受講しました。これまで無料のZOOMアプリを使って家族やNPOのリモート会議を何回か体験してきました。また、NPOで開催しているシルバーの人たちに向けてZOOM会議の受講の仕方、主催の仕方などの講義をしてきました...