昨日の田中邦衛(88歳)、橋田寿賀子(95歳)。2人共にかなりの高齢だが自分の中の昭和を象徴する人たちがまた人生の舞台を降りた。昭和を象徴するような2人だった。田中邦衛は言うまでもなく北海道は富良野を舞台にした倉本聰監督脚本の「北の国から」の父親役。昭和を代表する役者といえば色々いるが、自分にとって印象深い順で挙げれば「駅」や「居酒屋兆治」の高倉健、「男たちの旅路」の鶴田浩二、「寅さんシリーズ」の渥美清たちだろうか?方や橋田寿賀子といえば何といっても「おしん」だろう。寂しくなるがこれが時の流れというものなのだろう。
2021年4月6日火曜日
2021年4月2日金曜日
原発についての中川秀直の感慨
今日は毎日新聞に掲載された特集から主要部分をコピーして、以下に紹介する。
「官房長官などの要職を歴任した中川秀直・元自民党幹事長(77)が、原発廃止とエネルギー政策の転換を求めて活動している。安倍晋三前首相らの出身派閥、清和政策研究会(清和会、現在の細田派)の代表世話人を務めたこともある政治家が、政界引退後の今、「原発再稼働は犯罪的。亡国の政策だ」とまで言い切るのはなぜなのか。東京都内の事務所を訪ねて疑問をぶつけた。 「全部ウソだったと分かったからですよ。原発の『安全』『安価』『安定』、すべて虚構でした」
中川氏の答えは明快だった。喜寿とは思えぬエネルギッシュな表情で、180度「転向」した理由を切々と説明し始めた。
「信じていたんです。資源のない日本で、温暖化を防ぎながら、しかも安いエネルギーは原子力しかないと。日本の原発は『多重防護』で守られていて、原子炉格納容器は絶対に壊れないと専門家から説明されていた。自分でも勉強して、そう確信していました」
ところが2011年3月11日、東京電力福島第1原発は東日本大震災の激しい揺れと大津波に直撃され、3基がメルトダウン(炉心溶融)。東電が「絶対に壊れない」と主張してきた格納容器の底が抜けて核燃料が溶け落ち、建屋が爆発して大量の放射性物質が大気中にばらまかれたのだ。あの日、中川氏は目が覚めたという。 「政府も東電も我々も皆、間違っていた。政治、行政、司法や産業界、学界、労働界、マスコミまでが安全神話を振りまき、とりつかれてきた。なのに事故は『想定外』だったとして、誰も責任を取っていません」 事故から10年たっても、東電はいまだに推定880トンもの溶融燃料(核燃料デブリ)を手つかずのまま取り出せていない。これは米スリーマイル島原発事故の7倍近い量だ。仮に取り出せたとしても、どこで保管し、どこで処分するかは今も決まっていない。一方で高濃度の汚染水が発生し続け、敷地内の土壌自体も汚染が止まらない。この汚染土も外部に運び出しようがない。 深刻なのは、事故後に16万人が故郷を追われ、そのうち数万人が今も避難生活を余儀なくされていることだ。「10年前の今ごろは首都圏を含む5000万人が避難を強いられる一歩手前だった。原発事故が起きると、国がなくなる恐れがある。亡国の道具と言っていい。なのに今だけ、金だけ、自分だけのために原発の再稼働を進めるのは亡国の政策であり、犯罪的です」
語り口はソフトだが、目が怒っている。愛する郷土と国土を守り、国民の生命財産を守ることを最優先に考える保守政治家だからこそ、原発に固執する勢力を許せないようだ。「既にたまっている放射性廃棄物だけでも広島・長崎の原爆数百万発分に相当する量です。中間貯蔵も最終処分もできないまま増えてきた。今や原発は日本最大の危険物です」
2021年3月30日火曜日
宮本輝:「灯台からの響き」
難しい哲学書にようやく向き合った牧野康平の顔に1枚のはがきが落ちてきた。30年前、妻の蘭子に届いた1枚のはがき。差出人は見ず知らずの人からだという不思議な話だが、対して気に留めなかった。妻が「私ん知らない人です。と返事の手紙を書き自分が投函したのだから間違いもない。その妻が2年前に突然亡くなった。失意から立ち直ることもできなかった板橋という古い商店街の中華蕎麦屋の主人公、牧野康平の再起の物語でもある。宮本輝らしい物語の展開、ラストは素晴らしい。
2021年3月18日木曜日
東野圭吾:「ナミヤ雑貨店の奇蹟」
東野圭吾のこの路線は好みだ。今回の本書は時空を超え、そして繋ぐ不思議な雑貨店が舞台だ。悪ガキ3人が隠れ家に選んだ空き家らしい店が「ナミヤ雑貨店」だ。同じ地域にある養護児童園「玉泉園」の卒業生と妙に縁がある。5つの話でその不思議なつながりが明らかになっていく。店の表のシャッターに付けられている投函ポストと店の裏側にある牛乳配達の受け取り箱が現座と過去をつなぐ。夜中に投函された相談事への回答が翌朝の牛乳受け取り箱に入れられている。第5章で玉泉園と雑貨屋のつながりの謎が解ける。またその終わり方がしゃれている。好みの好みたる由縁。読書の楽しみのようなもの。2012年中央公論文芸賞受賞作。
2021年3月12日金曜日
3.11から10年:「原発事故は人類の悲劇、まだ終わってない」
この日、この話題をスルーする訳にはいかない。10年前のこの日、日本橋茅場町で仕事をしていた。以下は震源地から約375㎞離れた東京都心での被災記録だ。
その仕事場は交差点の一角に建つ鉛筆のような細長いビルの8階にあった。揺れは今ははっきりといえるがいわゆる長周期振動で最初は大した揺れではなかったが段々と振幅が大きくなり、その鉛筆ビルは交差点に倒れるのではないかと一瞬想像した。そしてしばらくすると揺れが収まるのではないかと思ったが、そこから1段ギアを上げて猛烈な揺れが再来した。その時これはひょっとすると関東大震災に次ぐ2度目の首都直下型地震ではないかという想像が頭をよぎった。揺れに耐えて自分と同じぐらいの高さのファイル棚が倒れないように左手を添えて壁との間で自分を支えている間、家族のことまでは気が回らなかった。数分の後揺れがいったん収まってから窓際から交差点を見下ろした。大勢の人が立ち尽くして自身の収まったのを確認している様子が見えた。オフィスでは大きな金庫が自重でフリーアクセスの床を突き破って大きく傾きファイル棚からはファイルが雪崩落ち足の踏み場のない状況になっていた。それからテレビをつけて情報収集に入った。この時点で息子たちに電話したところ皆無事を確認出来て一安心した。その後は時間の経過と共にみんなも知っている津波の映像へと移っていったのでした。16時過ぎにこれは家には帰れそうもないと近所のビジネスホテルに予約に行ったが時すでに遅しで満室。事務所に泊まるしかないかと観念した。23時を過ぎると地下鉄が動き出したとのことで家のことも心配なので帰ることにした。地下鉄で新宿に出るのに90分掛かった。あとで分かったことだが新宿駅が大混雑で新宿に電車を入れないようにコントロールしていたらしい。 京王線の電車は各駅停車で随時発車していたが結局、北野駅に着いたのは午前4時過ぎだった。タクシー乗り場は乗車待ちの人で一杯だったので歩いて帰宅したのは12日午前5時頃だった。幸い、家の中は何一つ落ちたり倒れたりしたものはなかった。
しかし本当の災害はそれからの4日の間に津波をかぶって全停電になった福島第1原発3つの原子炉が水素爆発を起こしたことだ。地震は天災に近いが原発事故は人災(人間の浅知恵が引き起こした災害)だった。アメリカでは日本の関東を含む北半分が汚染される大事故になるとの判断が下され、大使館に在留アメリカ人の避難勧告が出されたらしい。知らぬは日本人だけだったのだ。そして現在のように主として福島県だけの局地的な放射線汚染で収まったのは本当に奇跡だったようだ。
今まだ、原子力発電に頼らずして脱炭素社会は実現できないと原発に依存し続ける人たちに限りない疑問符を投げ掛けたい。
2021年3月4日木曜日
iPADミニ無事帰還
電池交換をお願いしたiPADミニは1泊の外泊で新品に近いらしい電池に交換されて無事帰還した。気持ちよく動く。これでしばらくは快適だろう。不在の昨夜、初めて買った古いiPAD3を出してきて動かしてみた。OSはver.9で止まったままで新しいアプリはほとんどインストールできなかった。メーラも不完全な動きしかしない。Googleがインストールできないのが致命的だ。Gメールもウェブからもアクセスできない。調べてみると2012年3月7日発売とあった。あと3日で9年目になる。技術進歩の早い世界ではこれも当然のことなのだろう。iPADminiに比べるとずいぶん重いが画面は10インチ以上できれいだし何か使い道はないだろうか?
2021年3月3日水曜日
タブレット(iPad ミニ)バッテリー寿命尽きる
日々、家の中でのちょっとした調べ物など雑用を一手に引き受けてくれていたiPad ミニが充電100%にしてもアプリを起動すると途端にシャットダウンする。充電しっぱなしでなら使えるみたいな状態になってしまった。中古で購入して5年、やむを得ない。
日常の利用にはどんなことがあるだろうか?
・デジタル新聞の購読
・メールの送受信
・ちょっとした調べ物(検索)
これらはみんなスマホででもできるし、パソコンを開けば勿論何でもできるのだが思い立った時すぐにできる利便性と画面の大きさは安心して操作出来て頼りにしている。買い替えかそれとも辞めてしまうか、悩みながらバッテリー交換の可能性を調べてみるとアップルの営業拠点以外でも修理屋さんがあることが分かり今日は実機持参でお願いに行ってきた。第4世代の場合は8,800円とのこと、自分でやれば材料代込みで4000円ほどでできるようでそのやり方もYoutubeに色々アップされていたがそれを見てみると器用ではない自分には無理とあきらめて依頼してきた。1~2日掛かるようだが問題ない。
吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」
横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...
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平成の回顧がこの時期の流行なので、便乗して気になることをボツボツと書いてみたいと思った。 地球は一つ、掛けがえのない地球。人類が消費している数多の資源の中で、最初に資源の枯渇化が危惧されたのが「石油」だった。1970年代には石油資源はあと30数年で枯渇するという説が流布したのは記...
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図書館の開放架をサラッと見ていた時、この「かわたれどき」というタイトルに目がとまり、借り出した。この言葉には強い思い出があったからだ。昔の話ではあるが、高校生になった時、古文を担当するとてもユニークな先生がおられてその授業は緊張感もあり、面白かった。授業は黒板に新古今和歌集から...
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今日の日経プラス1(土曜版)から引用紹介。 東京ガス(http://www.tokyo-gas.co.jp) の「my Tokyo Gas住まいと暮らしの便利帖」では「寒い冬は特に一度沸かしたお湯を大切に使う”お湯まわりの省エネ”が効果的」など、様々なガス代節約の豆知識が得られ...