2014年2月28日金曜日

読売サロンコンサート

杜のホールはしもとで聴きました。読売日本交響楽団のエルダーメンバーによるアンサンブル。フルート、ホルン、ヴァイオリン*4、ヴィオラ*2、チェロ、コントラバスにピアノを加えた面白い編成で、クラシックの中でお馴染みのイージーリスニングできる曲目を演奏してくれました。親しみやすい曲と解説で楽しいひと時でした。
ヘンデル:「水上の音楽」からあら・ホーンパイプ
バッハ:G線上のアリア
カバレフスキー:組曲「道化師」から’ギャロップ’
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「ハンガリー万歳」
エルガー:「愛の挨拶」
アンダーソン:「シンコペイテッド・クロック」
フレデリック.ロウ:映画「マイフェアレディ」から’踊り明かそう’
モンティ:チャルダッシュ
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」から”行進曲””花のワルツ”

2014年2月20日木曜日

諸田玲子:「天女湯 おれん」

図書館に予約した本がなかなか届かない。流行の本を頼んだのがいけなかった。しかし、そういう時でも本当は困らないのだ。読んでない本ならいつも何冊かはある。意外に面白くなくて途中でやめた、難しく途中でやめた。忙しくて途中でやめた、偶然頂いたりしてそのままになった本などなど。この本はご近所のYさんの出版した児童向け本の出版総覧会のような全出版作品を展示した展覧会に行ったときに、不要なのでほしい人に差し上げますという本の山から1冊頂いてきた本でした。女性が江戸時代の風俗というか時の庶民の暮らしを描くというのは以前はなかったが、今はその分野を得意とする女流作家は沢山いる。でもあまり読んでいない、ので頂いてきたのだ。寝る前に読んだり、電車の中で読んだり、そういう時にぴったりの本だ。貧しい暮らしの中で銭湯を通して時代を描くのは適切な舞台と言えるだろう。色んな事件を散りばめて、銭湯「天女湯」の若い独身の女主人おれんが主役だ。一寸イカス昔の恋人に似た武士が出てきたり、曰くありげな使用人の老夫婦などに囲まれて、賑やかに騒々しく、江戸の1年が過ぎていく。

2014年2月19日水曜日

三浦しをん:「舟を編む」

先ごろ映画化されていた本屋さん大賞にも選ばれた作品。辞書編纂という知らなかった世界、辞書編集という気の遠くなるような息の長い世界を垣間見せてくれました。そう考えると、自分の生きてきた間に新刊の辞書というものにお目にかかったことはあったのだろうか?こういう部門では大半の時間は既刊本の改訂のための作業が中心なのでしょうか?現役時代に、一度も新刊に携わることなく定年になってしまう・・・担当する人たちの気持ちを考えるとどう表現して良いかわからない。
本作の主人公は、まるで辞書編纂のために生まれてきたようなその名も「馬締(まじめ)」さん。でも幸いなことに新たに本格的な辞書編纂という大事業のために社内でスカウトされ、見事「大渡海」という辞書を刊行するまでの物語でした。言葉の海を渡る羅針盤?海図?辞書の名前に込めた編纂者たちの願い、それを実現するための労苦。しかし、それを決して深刻ぶるわけでなくユーモアを交えて話を運んでいく著者の筆力、構想力は十分意図通り、伝わってきてあっという間に読み切りました。

2014年2月18日火曜日

輝いている人たち

毎日の冬季オリンピックは過剰報道のような気がしませんか?日ごろあまりテレビは見ない方ですがでも時々は息抜きにテレビを点けます。でもこうオリンピック一色だと、それも食傷気味になり違う番組を探します。オリンピック以外は芸能人の下らない番組ばかりのような気がします。

でも、先日のフィギュアスケートの羽生選手、ジャンプの葛西選手、前半ではモーグルの上村選手のように、メタルを取った人は取った人なりに、取れなかった人はだからこその味わいの深いコメントを発するのを聞くと清々しい気持ちになります。そこにはこの日のために精一杯の精進を重ね、試合ではその持てる全力を出し切った満足感を表情にたたえているのを見て取ることができるからです。メダルを取れなかった人の声にむしろ惹かれるのは日本人特有の判官びいきだけとは思えない、惹きつけられるものを感じます。以下に正確ではないけれど・・・
上村選手:長野から5回目、精進を重ね、「メダルには届かなかったけど、磨いてきたものすべてを表現できた。すっきりした気持ちだ。」
葛西選手:「まだまだ進歩できる、45歳も49歳もある。進歩できる限り挑戦する。」
羽生選手:「4回転サルコを飛べなかったのは残念。自分にはまだ先がある。」「これで被災者の人たちに何か役に立てるわけではない。こうして好きなスケートで皆に喜んでもらえることに感謝したい。」

もう1つ別のニュースが飛び込んできました。先日観た映画「小さなおうち」の黒木華(はる)がベルリン映画祭で主演女優賞を受賞。23歳。あの初々しい演技は見事でした。世界の人たちがみてもそう感じたのだなと思うとうれしい気がしました。

2014年2月17日月曜日

ホームページの衣替え

WordPressという元々はブログ制作のためのフリーソフトを導入したのは、もう何回か書きましたが10年ほど前になります。今これほど日本でも使われるようになるとは思っていませんでした。このソフトの良いところは見た目のデザインを着せ替え人形のように色んな衣装に着せ替えることができるという特徴があります。その衣装もウエブ上に沢山の種類のものが公開されています。今日はその中から、先日書いた「レスポンシブル」な衣装のものを探してきて、着せ替えてみました。これまでの地味なものと違うちょっと派手な色ですね。しかし、これだとスマホやiPADでも見やすいのです。見てみてください。衣装は探せば他にもいろいろな考え方のものが公開されていますので、これから根気強くもっと気に入ったものを探してみたいと思いますし、トップの写真とかの差し替えなども試してみたいと思っていますが今日はまずは「レスポンシブル化」をしてみたということでお許しください。

WordPress:複数管理は後回し

色々、繰り返しインストールをやって見ましたが中々うまく行きません。しばらく頭を冷やす意味で、複数管理はお預けにしました。とりあえずシングルサイトで本来の目標であるスマホででも見やすいサイトを作ることに集中することにしました。スマホでも見やすいサイトとはどんなサイトなのでしょうか?

単純にパソコンででも、知ることができます。自分のホームページをブラウザで開いて、右上の最大化/縮小のボタンを押して縮小化にします。そして横幅をどんどん縮めていきます。すると携帯の画面ほどのはばで止まります。それ以上横幅は狭くできなくなります。そうした状況では、画面の下方に右側のほうを見るためのスライドバーが出ていると思います。スライドバーを右に動かせば右側のほうの画面を見ることができます。でもこれですとスマホやタブレットのような画面サイズの小さい端末でホームページを見るのには不便で仕方がありません。比較としてたとえば<a href="http://www.microsoft.com/ja-jp/default.aspx">マイクロソフトのページ</a>を開いて先の説明と同じようにどんどん左の方に縮小化してみてください。画面の下方にスライドバーが出てきません。即ち、画面は下方にスクロールするだけですべての情報を見ることができるようにデザインされています。最近のホームページがスマホやタブレットに対応しているかどうかを単純に見分ける方法です。こういう新しい手法を使ったウエブサイトのことを「レスポンシブルデザイン」されたウエブサイトと言います。それまでは、スマホでもドコモやソフトバンク、AUでは、微妙に取り扱うことのできる言語が違うために正しく表示できない状態になるため、一ページの画面でも、閲覧される機種に対応する複数のファイルを作っておかないと正しく表示できなかったのです。今ではそういうモバイル端末が多種類できていてそれで検索などをするような世の中になっているので、そうした対応のできるホームページであることが必然になってきたのです。

まぁ、こんな解説をしている暇があったら、さっさと自分のホ-ムページを「レスポンシブル」にしないといけませんね。はい。

2014年2月16日日曜日

大雪が

毎年春が近づいてくると移動性低気圧が偏西風に乗って中国大陸の方からやってくる。これが関東南岸に雨や雪をもたらす。雪になるか雨で終わるかはその時の日本の上空にある寒気の強弱、張り出し具合・・・これが自分の持っている気象の常識です。今年の大雪をもたらした低気圧もその範疇のものと理解しているのですが、すこしその時期が早い。従って冬の北の高気圧がまだ強いのでどんどん雪が降り積もりました。

2/7も40cmほど、2/14は60cmは積もりました。なにしろわが住宅地は多摩丘陵を切り開いた典型的な団地です。周囲は山です。街中よりは温度も低い。雪の積もり方も尋常ではありませんでした。

2月7日の雪
この時は続く2日が良い天気でしたので、車もすぐに走り出せるまでに回復しました。勿論道路際にはよけた雪が残っていました。ところがそれに追い打ちをかけるような今週末の雪でした。それも尋常な降り方ではありませんでした。風も強くで吹き溜まりでは腰の上にまで達するほど、郵便受けも雪に埋まり、当然新聞の配達もありませんでした。</p>

"2月15日朝の雪景色1"2月15日朝の雪景色1
人一人通れるだけの雪除けで精一杯。近所の子供たちだと名乗って手伝ってくれました。暑い暑いと来ていたジャンバーを脱ぎ捨てて。

alt="2月14日の雪景色2" 2月15日の雪景色2
子供たちは元気いっぱいで、雪除けの手伝ってくれていたのですが、いつの間にか途中からお手伝いそっちのけで雪合戦を始めていました。それにしても近所にこんなに子供たちが居たなんてビックリ、新発見でした。

近所を1回りしてきましたところ、カーポートがつぶれている家を2軒見つけました。怖い怖い。わが新車到着2日目でそんな目に遭ったら泣いても泣ききれません。良かったよかった。不運なお家の方には申し訳ないことですが・・・

2014年2月14日金曜日

Wordpress:複数サイト管理をやって見たくて

Wordpressを簡単にサーバに構築する方法としては、大体のレンタルサーバ屋さんは自動的にプログラムをインストールしてくれるサービスを用意しているので、本当にワンクリックで最新版のWordpressをインストールしてくれます。このソフトはデータベースとしてMySQLも必要とするので自分で独力でインストールしようとすると結構手間がかかります。それを考えると夢のようなスピードで土台ができてしまうのです。今回が初めてのトライでしたのでやってみてその手軽さに驚いてしまいました。
今回は仲間が紹介してくれた「いちばんやさしいWordPressの教本」という参考書を買ってありますのでそれに従ってやって行こうという安易な作戦です。この本の謳い文句は「はじめてでも、挫折しません。」です。心強いですね。おまけに、サービスでスマホでもパソコンででも不自由なく閲覧できるテンプレートまで用意してくれているのです。このまま構築しても本当に勉強になるのかと疑わしくなるほど親切なのです。兎に角自信を付けさせてくれるのは嬉しいです。本の説明に従って、半分ほど進みました。後は成り行きでゴールにまで辿り着けそうなところまで来ました。

ここまで来て、いつもの自分の悪い癖なのですが、最終目標を思い出してしまい横道にそれることを思い立ったのです。それはこれからいろんなサイト作って比較・検討したりしたいので、ついでに欲張って、「1つのWordPressで複数のサイトを構築していく方法を取りたい」と考えていましたので、それへの挑戦を始めました。ところがこれがうまく行かないのです。どんどん深みにはまって、それまでやったことをいったん全部削除してやり直す方が早い、という袋小路に入ってしまいました。欲張ると何一つ成果が出ないまま、時間と労力を費やしてしまう結果になってしまいました。

2014年2月13日木曜日

車の買い替え

KISASという会社を立ち上げたのは15年前。12年続けて清算しましたが、当時ビジネス界で流行語になったSOHO(Single Office Home Office)を始めた時に真っ先に必要になったのが車でした。その時買った車も自動的に15年目になり、よく走りますがサスペンションなど流石に老朽化してきました。乗り心地も少し悪くなってきました。消費税アップを目前にして買い替えるなら今かな?という気分になり、新年からいろんな車に試乗して回りました。買い替えに当って考えたことは、ハイブリッドは直感的ですが構造が複雑で部品点数が多い。ということは故障の確率も高まるのではないかという技術者として製品開発に当ってきた人間としては当たり前の疑問が付きまとっていて買うならシンプルな車にしたいと思っていました。ですからできればいきなり電気自動車にしたい、と。

でも現実には、安心して使える電気自動車は数少ないし、価格的にも魅力が乏しい。時期尚早ということ。そこで当然、今はやりのハイブリッドカーにも試乗してみました。中々よく走るのには本当に驚きました。車体重量もそれほど重くなくて、日本の開発技術の素晴らしさには本当に感心してしまいました。余程ハイブリッドにしてしまおうかと思ったのですが、結構価格はアップする。これから乗り回すであろう距離と値段差を考えました。同じ値段でももう1つ話題になっている安全技術のほうに投資する方が賢明ではないかと考えて、これまでの車と同じメーカのi-Sight付きの車を選びました。その車が今日やってきました。早速、試運転方々、高幡不動尊に安全祈願をしてきました。前の車もここでお祓いをしてもらったことを思い出しました。この車で買い替えは最後だろうなぁ。

2014年2月11日火曜日

映画:「小さなおうち」

山田洋次監督の話題作。確かベルリン映画祭?へノミネートしたとか聞きました。昭和初期のレトロな雰囲気を作り出すモダンな和洋折衷の赤い屋根の小さなおうち。そこで繰り広げられる直木賞を受賞した中島京子の小説を映画化。昭和11年、田舎から出てきた純真な娘・布宮タキは、東京郊外に建つモダンな赤い三角屋根の小さな家で女中とし て働き始める。家の主人で玩具会社に勤める平井雅樹、その妻・時子、2人の5歳になる息子の恭一とともに穏やかな日々を送っていたある日、雅樹の部下で板 倉正治という青年が現れ、時子の心が板倉へと傾いていく。それから60数年後、晩年のタキが大学ノートにつづった自叙伝を読んだタキの親類・荒井健史は、 それまで秘められていた真実を知る。時子役に松たか子が扮し、晩年のタキを倍賞千恵子、若き日のタキを「舟を編む」「シャニダールの花」の黒木華が演じ る。(映画.comからの引用)

このお手伝いさんのタキを演じた黒木華という女優の出来が出色。初々しく、心を込めて仕える姿を演じて、ますます昭和初期の時代やその時代の人々の倫理観などが見る側によく伝わってきた。音楽も良かった。

2014年2月3日月曜日

Wordpressの勉強再開

長らく遠ざかっていましたが再開しました。

わがサイトもWordpressというブログ専用のフリーソフトを使いだしてからもう7年もたっているのですが、動けば良い、のなまくら状態でしたので、古いままでした。それでも最低限のバージョンアップはしてきているのですが、使っている言語もどんどんバージョンが上がって、これまで動いてきたものが動かなくなるという不具合も出ました。今回は本体のWPを3.8.1に上げましたが、使用言語がPHP4.3.9であったために動かなくなりました。あたふたと色々調べまくり、プロバイダのサポートを受けながらようやく解決できました。トップの画像も不鮮明だし、スマホ対応もできていませんのでこの際、きちんとしたものに化粧直しをしてあげることにしました。そのためには勉強が足りません。所属しているNPOでもWordpressの利用とスマホ対応が最近のホームページ作りの眼目の1つになっています。それには一頑張しないと実力が追いつけない実情です。テストサイトを作って勉強開始です。参考書も買ったことですし、教えてくれる仲間が周りにいるというのは心強いことです。刺激されっぱなしです。

吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」

 横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...