1933年生まれだから自分の〇年先輩。46年間続けたTBSラジオの「誰かとどこかで」を2013年に終了させた。理由は数年前に患った脳梗塞だかで言語不明瞭になったのが原因と理解していた。本当の病名はパーキンソン病で歩行も車いす頼りと知った。遠藤泰子アナウンサーとのコンビを46年間続けたことも何故だか知っている。永六輔の親友であった中村八大、小沢栄太郎、黒柳徹子、坂本九などの懐かしい名前が本の中に随所に出てくる。対談の形式でお相手はやはり遠藤泰子、黒柳徹子、そして阿川佐和子などなど。
永六輔が作った(作詞家として)歌の数々を自分の記憶をたどって挙げてみると
・見上げてごらん夜の星を、上を向いて歩こう、こんにちは赤ちゃん、黒い花びら、遠くへ行きたい、帰ろかな、二人の銀座なんかを思い出しますね。他にもきっとたくさんあると思います。「夢で逢いましょう」なんていうテレビ番組もありましたね。良く見ていました。懐かしいなぁ。
2014年10月29日水曜日
2014年10月27日月曜日
映画:「まほろ駅前狂想曲」
久し振りに新宿に出て、中途半端な時間になって帰ろうかどうしようか迷った挙句、映画館に足を運んだ。最近はシネコンで色んな映画を1つのビルの中で選んでみることができて便利です。時間の節約でピッタリだったのが「まほろ・・・」だったのです。それに先日、三浦シオンの「まほろ駅前多田便利軒」を読んだばかりでしたから狂想曲ではどんな展開になっているのかな?との興味もありました。舞台となっている町田市は最近NPOの活動で月に4~5度も足を運ぶほどで八王子市の中心に出掛けるより頻度が高く、何だかわが町「町田市」的な感覚になっていることもあって、映画の中でも市街地が写るとこれはどこだ?という町探し的な感覚からも楽しんでいる自分を発見して苦笑いしてしまいました。映画での主人公の多田さん役は瑛太、転がり込んできた友人行天役は松田龍平という配役がまた結構はまっていた。特にどうしようもない何を考えているのか一見判らない茫洋とした男、行天役を演じる松田龍平は良い味を出していた。ストーリーは本を読んだ時に触れてみたい。今日は久し振りの映画鑑賞、ただそれだけで心休まるひと時だった。
2014年10月24日金曜日
飛騨で河フグを食す
What's KAWAFUGU?
「河ふぐとは、アメリカ・ミシシッピー川原産の淡水魚のこと。水質の良い河合のダム湖で養殖された河ふぐは、ドロ臭さがなく、雪のような白い身で、淡白な味とその歯ざわりは、本物のフグに勝るとも劣らない逸品です。」と宿のホームページに紹介されていた。同級生の一人が岐阜に住んでいてその地で同期会をやろうじゃないかという提案に乗って、八王子からは二人が参加しました。八王子から車で松本~安房峠~飛騨古川町をドライブ。上高地はすっかり紅葉でした。しかし上高地に差し掛かったところで雨。あとは雨の連続でした。前日までの晴天がうそのようでした。古川駅で同級生9名が合流し、そのまま河フグを売りにしている民宿へ。
翌日は9名が色々別れて周辺の観光。我が車は3名で世界遺産の白河郷へ向かいました。宿泊場所からは狭い峠を越える県道75号を経由して国道360号線を使い岐阜側から天生峠を越える山道を使いました。このコースは行きかう車も少なく、物凄いWinding Road でした。その峠越えをした後の展望台に到着すると正にこんな集落があるのか言うほどこつ然と集落が姿を現したのでした。それまで1軒の家も見かけない山道を越えてきたこのアプローチは感動を倍増させるコースでした。
「河ふぐとは、アメリカ・ミシシッピー川原産の淡水魚のこと。水質の良い河合のダム湖で養殖された河ふぐは、ドロ臭さがなく、雪のような白い身で、淡白な味とその歯ざわりは、本物のフグに勝るとも劣らない逸品です。」と宿のホームページに紹介されていた。同級生の一人が岐阜に住んでいてその地で同期会をやろうじゃないかという提案に乗って、八王子からは二人が参加しました。八王子から車で松本~安房峠~飛騨古川町をドライブ。上高地はすっかり紅葉でした。しかし上高地に差し掛かったところで雨。あとは雨の連続でした。前日までの晴天がうそのようでした。古川駅で同級生9名が合流し、そのまま河フグを売りにしている民宿へ。
翌日は9名が色々別れて周辺の観光。我が車は3名で世界遺産の白河郷へ向かいました。宿泊場所からは狭い峠を越える県道75号を経由して国道360号線を使い岐阜側から天生峠を越える山道を使いました。このコースは行きかう車も少なく、物凄いWinding Road でした。その峠越えをした後の展望台に到着すると正にこんな集落があるのか言うほどこつ然と集落が姿を現したのでした。それまで1軒の家も見かけない山道を越えてきたこのアプローチは感動を倍増させるコースでした。
2014年10月13日月曜日
池井戸潤;「下町ロケット」
これも本屋さん大賞だったかもしれません。東京は大田区の町工場というよりかなりしっかりした年商100億円近い中小企業「佃製作所」を舞台にした技術を売り物にする一寸とんがった会社が舞台でした。宇宙開発のための打ち上げロケットに使われる水素燃焼エンジンのキーデバイスをこの佃製作所が先行開発に成功したのです。何故かと言えば、この会社の社長は数年前まで宇宙開発推進機構の中核エンジニアだったのです。ある時期の衛星打ち上げロケットで自分の開発した推進エンジンが故障して打ち上げに失敗し、挫折感を味わい、そこに父親からの帰ってきて家業を継いでもらいたいという願いが降ってわいてきて今は社長業をやる傍ら、、水素エンジンのバルブシステムを開発してきたのでした。大企業や主力取引銀行、同業大手のメーカとの絡み合いで物語は進んでいきます。社長の宇宙開発ロケットに賭ける夢、従業員の会社に対する希望、そのギャップは中小企業のマネージメントの難しさの中では贅沢な悩みなのかもしれませんが、悩みの質は違っても、顔の見える小さな集団の中ではむしろ考えの違いは先鋭化するかもしれませんね。自分の現役時代の最後は親方日の丸かもしれませんが子会社の経営の一端を担っていただけによく判る物語の設定でした。そういう背景もあって一気に読み終えました。評判になっただけのこともありますし、ある意味では日本人を勇気づけるプロジェクトX的なお話でもありました。
常陸太田(2日目):郊外
郊外には水戸光圀の隠居所として建てられた西山荘がある。また、この地を最初に治めた佐竹藩の菩提寺でもある佐竹寺も西山荘の近くにあると分った。佐竹寺では常夜燈が崩れ落ち、西山荘は全面復元中でした。東日本大震災の強烈さが今も胸に響きました。旧市街地に戻って別の坂道や古い家を見ましたがいたるところに震災の爪跡が残っていて痛々しい感じが拭えませんでした。スケッチは何枚か書きましたが、せめてもの思いでささやかなお土産を買い込むだけしかできず辛さが心に残る旅となりました。「忘れない!東北」。頑張ってください。
佐竹藩の菩提寺国宝「佐竹寺」
光圀の隠居所「西山荘」
西山荘邸内庭
佐竹藩の菩提寺国宝「佐竹寺」
光圀の隠居所「西山荘」
西山荘邸内庭
2014年10月7日火曜日
今年のノーベル物理学賞の意味
今日のビッグニュースは何と言ってもノーベル賞でしたね。いつかは受賞するという噂の青色発光ダイオードです。その中でも注目しているのは今はカリフォルニア大にいる中村教授です。徳島大を出て日亜化学に在職中に青色LEDを工業的レベルで開発に成功し、多大な貢献をした人です。多分にユニークな人のようですが出る釘は打たれる、的な結末としてアメリカに出て行った人です。これまでの受賞者が自分より相当上の世代の人たちであったことを考えると、今回の受賞には殆んど自分と同世代の人たちがやってきた業績に対するものであり、ものすごく親近感のある業績に対する受賞でした。このところ毎年のようにノーベル賞の受賞者を輩出している現状をオリンピックで金メダルを受賞した人何人といった報道と同列に置いているようなマスコミの動きに違和感を感じます。オリンピックの金メダルは今を生きる若者に与えられる、ノーベル賞はその成果が十分現在・将来の人類に多大な貢献をなすと評価の定まった事柄(過去)を対象にしている点に大きな違いがあります。今回の青色LEDに限って言えば、戦後日本の復興から高度成長期に製造業も研究者もがむしゃらにやっていた(プロジェクトX的な)そんな時代の産物に与えられた象徴的なものでこれが今後続く保証は全くありません。今回の受賞は戦後日本の躍進の証とするものの最後のネタのような気がしました。失われた20年という言葉もありますが1980年頃から続いてきた停滞する日本に将来のノーベル賞に値するような研究や開発が如何ほど行われていたのか、将来に対する種まきをどの程度しているのか、と考えると、20年30年後のノーベル賞受賞者の数が激減してはいないかと気がかりになります。
2014年10月3日金曜日
常陸太田市(1日目):鯨ヶ丘
10日ほど前のニュースで秋そばの花満開の映像が流れていた。「常陸秋そば」発祥の地。茨城県はそばの作付面積では日本では6位ですが、収穫量では北海道に次ぐ第2位のそば王国だそうです。大人の休日倶楽部の8月号に常陸太田市が紹介されているのを見付けて、絵の仲間に紹介したところ是非行ってみたい、となってスケッチ旅行が実現しました。昔の町の中心は鯨ケ丘。周囲より30mほど小高く、南北に長く伸びた台地(南北約1.5㎞、東西500mほどの広さ)に約4,000人が暮らしているのだそうです。この台地を鯨に見立てたのがこの地名で周囲との連絡はすべて坂道(太田七坂と呼ばれる)。そこに明治大正昭和の建物が現役で使われている。そのレトロな雰囲気が絵になりそう・・・。
板谷坂2
鯨ヶ丘1s
塩野館s
2014年10月1日水曜日
三浦しをん:「まほろ駅前多田便利軒」
近日上映予定の映画に「まほろ駅前狂騒曲」というのがあるらしい。「舟を編む」で注目していた三浦しをんの作品で何となく気になっていました。先頃、図書館の返却本の棚を見ていて見付けた。図書館に行くと必ず覗くコーナーが返却本のコーナーなのです。何故かと言えば、皆さんはどんな本を読んでいるのだろうという野次馬根性そのものからです。そして時々このコーナーから本を借りるのです。今回はこの本。面白いと同時にこの便利軒を営む多田啓介、なんでこんな商売をするようになったのかという謎を伏せて、物語が進み、チラチラと見せる内心の思いの中に過去の思い出したくない封印してある思い出を持っていることを滲ませながらいろんな出来事に遭遇していく。
その舞台がなんとまほろ市(町田市)なのです。日ごろ活動しているNPOの本拠地が町田なので多い時は週に3度も町田市まで出向く。我が家からは快速を利用すればJR横浜線で25分、家からのドアツードアで50分ほども掛かる。町田駅前の混み入った市街地をリアルになぞる描写を実際の街並みを思い出しながら読み進めるのがこれほど興味深いとは思わなかった。小説自体の面白さを倍増させてくれる。町田という街に馴染みのない人にはこのプラスアルファは恐らく付かないだろう。引き続いて「まほろ駅前番外地」を予約した。狂想曲はまだまだ先になりそうです。その前に映画を観てしまうことになりそうです。
その舞台がなんとまほろ市(町田市)なのです。日ごろ活動しているNPOの本拠地が町田なので多い時は週に3度も町田市まで出向く。我が家からは快速を利用すればJR横浜線で25分、家からのドアツードアで50分ほども掛かる。町田駅前の混み入った市街地をリアルになぞる描写を実際の街並みを思い出しながら読み進めるのがこれほど興味深いとは思わなかった。小説自体の面白さを倍増させてくれる。町田という街に馴染みのない人にはこのプラスアルファは恐らく付かないだろう。引き続いて「まほろ駅前番外地」を予約した。狂想曲はまだまだ先になりそうです。その前に映画を観てしまうことになりそうです。
登録:
投稿 (Atom)
吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」
横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...
-
2017年の夏、水をやり過ぎたのかみるみる萎れていった鉢。どうなることかと元気そうな株以外は全部、泣く泣く外して生き永らえた。相模原に引っ越して気長に付き合ってきた甲斐があって去年夏ごろから生気が帰ってきていた。水溶液の肥料などをやりながら時に日光浴させてきたら3年振りに開花した...
-
この日もぽかぽか陽気の暖かな日だった。 多摩モノレールで立川の1つ手前、「柴崎体育館前」で下車して高架から下に降りると、もうそこが根川親水公園だった。湧水が作り出す小川を整備して遊歩道に仕立ててくれている。絶好のスケッチポイントだった。驚いたことに大通りのすぐ脇の高木にアオサギ...
-
NHKカルチャーセンター主催の水彩画講座(2時間*3回)の第一回を受講しました。これまで無料のZOOMアプリを使って家族やNPOのリモート会議を何回か体験してきました。また、NPOで開催しているシルバーの人たちに向けてZOOM会議の受講の仕方、主催の仕方などの講義をしてきました...