2010年9月30日木曜日

「ポート」ってなに?

高校時代の友人のIさんの「Eメールがここ数年、受信ができるが、送信ができない」という話が先頃行った別所温泉での酒を飲みながらの中で出てきました。「何人もの人に見てもらったが直らない」、という。それは意外に簡単な障害かもしれないよ!帰りに立ち寄ってみようかということになって、帰り道、前橋まで一寸回り道して見させてもらいました。想像通り、それは送信メールに使うポートが25番になっていたのです。恐らくこれを変えれば直りますよ、と言いながらプロバイダーさんのサービスのところでQ&Aを順番に見ていきました。ありました。送信サーバーとの通信ポートは「設定を587番にして使ってください」 。ここを変えると1発で通信ができるようになりました。ものの5分も掛かりませんでしたから驚かれるやら、助かった、と感激しきりでこちらまでとても凄いことをしてあげたような錯覚に陥りそうになりました。それにしてもこれまでの人の対応は一寸頼りがなかったようです。その友人にポート番号のことを簡単に説明しようとしましたが意外と難しいものでした。
パソコンはインターネットを使ってプロバイダーのサーバーを経由して世界中のネットワークに繋がっている同じようなパソコンと通信できるのですね。そのためにIPアドレスというものを割り振られているのですね。インターネットに繋がっている全てもIT機器にはそれぞれ固有のIPアドレスが割り振られてますから、識別可能なのですね。ところがパソコンが進歩してきて色んな仕事を同時にこなせるようになってみるとインターネットを介した通信も多重にしたくなります。そこでポートという概念を備えることになったのでした。それぞれのアプリケーションプログラムが使うポートを決めておけば、通信回線で送られてきた情報がどのアプリケーションソフトに目がけて送られてきたのかを識別できるようになるわけです。説明しましたが「ワシにはわからん」の一言でお仕舞いになりました。
家に帰ってきてから初心者向けの解説を読んでみると、パソコンをアパート1軒に、ポートをそのアパートの1つ一つの部屋にたとえていました。部屋というのがある仕事をするアプリケーションソフトというわけです。一寸わかりにくいですかね。

2010年9月27日月曜日

磯崎憲一郎:「終の住処」

2009年第141回芥川賞受賞作。 最近の芥川賞は自分にはついていけないものが多いのですが、この作品は割とすんなり読み終えました。著者の経歴をみると、商社マンで二足の草鞋だという。昔もいたなぁ・・・深田祐介、この人は日航マンだったかな?経歴がものをいうのは主人公がアメリカの企業買収で2年近くアメリカ勤務になるという筋書きあたりでしょうか?この本で書きたかったことからいえば、それはどうでもよいことです。時間の流れ、人の心の流れ・・・・ひょっとすると現代の無常観の表現なのでしょうか?読み終えて、それで何が言いたかったのかなと自分の中で反芻するのですが自分の中に残っているものが少ないように思えました。純文学はわかりにくいものが多いですね。

2010年9月25日土曜日

ウエブサイトの公開文書は古いパソコンでは読めない?

テニスクラブのパソコンが不調だということで、一寸見せていただきました。 問題のウエブサイトは所属するテニス連盟のもので「公開されているドキュメントが何故読めないのか?パソコンが古いからか?」というのが質問でした。サイトが開いていてこの文書が読めない・・・というその問題のドキュメントのアイコンにマウスを持っていくと、拡張子がpdfと出てきます。その文書をダブルクリックすれば開けるのではないでしょうかと問うと、それができないのが問題だという。なるほどやってみると開けません。強引にファイルをダウンロードしてみると何とダウンロードした文書はhtml文書になっているのです。おかしいですね。これを強引にダブルクリックしてみたが、展開している様子だけは伺えるのですが、一向に終了しません。あきらめて別の手段として、ダウンロードした文書がpdfなのに、そうなっていないことが不思議なので強引に拡張子をpdfに直して、アクロバットで開いてみました。すると「形式が違います」というアラートで終了してしまいます。テキスト形式で開いてみると正にhtml形式でした。宿題にさせてもらって家でじっくり順番に開いてみました。 理由がわかりました。 1つは、サイトの開き方、読み方が適切ではなかった、ということがありました。それにしても判りにくい作りです。読み手に対して親切ではありません。 そしてもう1つ、これは深刻な問題でした。それはpdf文書がacrobatreader4.0では読めないという問題でした。WindowsMeは既にサポートされていないOSですので、adobeのダウンロードサイトを開いても対応するAcrobatReaderが提供されていないのです。早速検索サイトで調べてみました。WindowsMeで使える最新のバージョンはacrobatReader6.0だったのです。これをどこかのサイトで再配布していればそれをダウンロードすれば解決しそうだということがわかりました。探せば見付かるものです。実機で無事、ダウンロードして文書を開いてみるときちんと読み取れることが確認できました。このパソコン、また少し寿命が延びたみたいと大喜びされました。でもAcrobatReader6.0は古いものですから新型のウィルスなどへの対処などが十分ではないと思います。いつかまずいことになる可能性がないではないです、とご注意だけはさせていただきました。

2010年9月23日木曜日

葉室 麟:「花や散るらん」

どこで知ったのだったか、メモに残っていた本を読んだ。

忠臣蔵をまったく別の切り口で解きほぐいたミステリアスストーリー。

徳川も4代目綱吉以降、正室に京都から公家の姫を嫁がせていた。綱吉のもとに嫁してきた正室から見ると、今は綱吉の母親として大奥に君臨する桂昌院(元々は家光の側室で町娘)を軽蔑していて仲が悪い。その桂昌院に従1位の位を叙勲させようと工作する幕府(柳沢・吉良)とそれを阻止したい京都公家派との暗闘。これに尾形光琳が色々絡んでくる。大商人が力をつけてきて華やかな時代が始まり、思わぬ接待役に浅野長矩(匠頭)が任ぜられ、松の廊下事件が起きてしまう。中々凝った展開で面白く読んだ。

2010年9月17日金曜日

テスト

ちょっとしたHTMLコマンドを使うと、行間が少し大きくなって読みやすくなることが偶然から判りました。 これまではこんな具合です。 これまではこんな具合です。 これまではこんな具合です。 これまではこんな具合です。
それがこう変わります。 それがこう変わります。 それがこう変わります。 それがこう変わります。 数日分をさかのぼって直してみました。断然読みやすいですね。

2010年9月16日木曜日

電話の受話器が壊れて買い替えへ

長年使っていた受話器が最近、留守電機能が使えなくなりました。テープに録音する方式ですからもう10年以上は使っていましたが、ここにきて全く使えなくなってしまいました。そこで買い替え。この間の受話器の進歩に驚きました。最も感動したことはナンバーディスプレイ機能とその時に迷惑メールと思しき電話に対する各種の防御方法が組み込まれていることでした。日に何件かくる各種の売り込みの電話をいちいち応対せずに切らせることができるのは本当に感動物です。電話帳に登録すると誰から掛かってきたかわかるのは携帯電話で慣れていましたから当然と思いましたが、その他に留守の間に掛かってきた電話番号のメモリー機能。これも中々重宝です。買い換えて良かったと思えるささやかな投資でした。

2010年9月15日水曜日

黒井千次:「カーテンコール」

1994年、読売文学賞受賞作。話は新劇のB劇団が取り上げた作品で女優の卵、赤坂?子が頑張り、かなりの評価を受ける。その作品の劇作家と?子の交流を軸にして物語りはそれ自体がそのまま新劇にでもなるような構成をとって進めている構成が印象的でした。</div>

2010年9月14日火曜日

パソコンの診断に(2)

Kさん宅に着いてみると、メーカーから送り返された梱包のままのパソコンがありました。開梱した後、本体にディスプレイとキーボード、マウスを接続し、祈るような気持ちで電源を入れてみました。一寸の間をおいて画面にメーカーのロゴマークが出てきました。しめた、電源は問題ない・・・と思ったら引き続いて初期の起動中と思しき動きが始まりました。どこでダウンするのかと見守っていましたが、ダウンの気配はないまま起動が進行していき、何とみなれたデスクトップの画面が現れました。起動したのです。何もしないのに・・・・・販売店の修理部門やメーカの修理部門は何をチェックしたのでしょうか?それともその時は確かに起動しなかったのか、謎だらけですが起動してくれて文句はありません。想像ですが、締め切りの部屋の中で今年の暑さでHDDが恐らく熱限界を越え、メモリー異常の状態になり、起動できなくなったのではないかと思います。インタネットのlANケーブルを接続するとネットも閲覧できるようになりました。元通り使えます。こちらで用意していったデータ救出の道具の出番はありませんでした。でも、現実に起動できないという現象がつい最近起きたのですから、いつ何時再発するかわかりません。Kさんにはやはり買い替えをお勧めしました。それと同時に、USBメモリーへのデータ避難の方法を持参したUSBメモリーを使って実演して見せました。このメモリーはそのまま置いていく積りだったのですが、流石にどうしても救出したい大量のデータがあるといっていただけのことはありました。データ量が5GB以上もあるのです。手持ちの持参したUSBは4GBしかありません。新たに購入して貰うしかありません。データのコピー方法も実演したのでそこまではご自分でやってみるということでこの日の作業は終了としました。後日、息子さんとも一緒に購入され、無事データの避難を完了したとの報告を頂きました。買い替えの機種選定も併せて進めているようなご様子でした。メールのアドレス帖や送受信データの避難方法は買い換えた時に再度やりましょう、ということでこの日は敢えて説明しませんでした。いづれ連絡があれば再度出動するお約束をして帰途につきました。暑さもまだ残る夕日の中、高尾山の山並みを見ながら車を走らせました。

2010年9月12日日曜日

パソコンの診断に(1)

元の会社の同僚のKさん。私のブログの数少ない愛読者のお一人です。その彼から珍しく電話がありました。久し振りのOB会開催のことかな?と思ったら、案に相違してパソコンのトラブル相談でした。海外旅行から帰ってきたら、旅行前から動きが遅くて困っていたパソコンが全く動かなくなった。購入元からメーカに修理依頼したが機種がフルすぎて断られた。パソコンのことは買い換えれば何とでもなるが、中のデータを何としても回収したい。何とかならないかという。 動かないという現象をもう少し詳しく知りたいと思いましたが、中々説明するのが難しいようでしたのであきらめました。行ってみて電源を入れてみてどんな振る舞いで動かないのか確かめることから始めるしかありません。一般的に考えられる起こりやすい原因としては、(1)1次電池の消耗や電源のトラブル(2)ハードディスクの破損などのトラブル(3)マザーボードなどのシステム電子部品のトラブルなどが考えられます。 取りあえず型式を聞きました。スペックを確認することはいろんな質問や修理のアプローチの重要な手掛かりになります。 型式:FMV deskpower CE9/100L (2002年製) O/S:Windows XP HomeEdition Chipset:VIA社製 ProSavageTM?KL133 Chipset CPU:AMD DuronTMプロセッサ 1000MHz GPU:VIA社製 VT8364(AGP) (*5) RAM:256MB(SDRAM-DIMM、PC133対応) (VRAMとして16MB使用),Max.512GB) HDD:60GB(Ultra DMA/66) このHDD交換はメーカでもしないのですね。バス仕様も古いから仕方ないかもしれません。総合的に見て今やこの機種をメンテしていくのは性能的にもあまり拘っても仕方がないかなぁ・・・というものです。何とか動かしてHDDのコンテンツを取り出すことができればよしとするべきでしょう・・・と、内心思いながら、コンテンツを取り出すためにCD起動のできるUbuntsuとKnoppixを持って出掛けました。 どちらか1つで良いのですが、久し振りのお出ましなので両方持っていくことにしました。電源が大丈夫であることを祈りつつ。(海外旅行前は使えていたのだから多分大丈夫?)

2010年9月10日金曜日

RAW画像を現像する(3)

この日集まったのは先の「車山~七島八島湿原散策」に参加した4人とT夫妻、S会長、次回からご案内することになったMs.Sさんなど総勢10人。賑やかに撮影してきた写真の紹介、みんなの感想などで盛り上がりました。一段落した後、関心ある人と一緒にRAW画像の現像をデモンストレーションしました。どんなことができるのか、メリットなどを説明しながらRAW画像の何たるかをおぼろげながらも伝えることができたのかなぁと勝手に思うことにしました。最近ではコンパクトデジカメにもRAW画像での撮影モードが選択できるようラインアップされてきましたので、これでまた買い替えようかとひそかに考える人ができたのではないかと密かに今後の展開を楽しみにしています。カメラ業界に貢献し、消費促進の一助になるとすれば日本経済にも貢献できるのですが、関係ないですね。

2010年9月8日水曜日

RAW画像を現像する(2)

いつも1眼レフではRAW画像で撮影してきて、デスクトップパソコンで現像しています。手馴れているのでノートパソコンに手馴れたソフトをインストールしていけば何とかなるだろうと思っていたのでしたが、いざノートPCにソフトをインストールしようとしたらできません。あせってしまいました。前夜の10時ごろから準備し始めたのであっという間に11時を過ぎてしまいました。これはイカン・・・と思いながらN社のホームページで理由を探しました。結論はOSがWindows7ではバージョンアップした最新版にアップグレードしなければならないということ、そしてバージョンアップの料金が1万円以上するというのです。当面、デスクトップPCを使い続ける積りだし、ノートpCだけのために不意の投資は痛い。困ったなぁ・・・と一思案しながら購入のページを見ていたら左側にトライアル版無償ダウンロード可能と出ているではないか!助かった!!ものの20分程度でダウンロードもできてヤレヤレこれで明日のデモはやれそうだ、とパソコンを片付けだしたら時計は12時を30分も過ぎていました。

2010年9月7日火曜日

RAW画像を現像する(1)

デジカメ全盛時代です。自分がデジカメ派に変わったのはいつごろだったのか、もう思い出せません。コンパクトカメラだけで現在が3台目。これまでの2台ともレンズの駆動部分が不良になって修理代が馬鹿にならない価格を提示されてやむなく買い換えて現在に至っています。最初がF社、2台目がR社、そして3台目がS社の短焦点のカメラと、振り返ってみるとなんともマイナーな道をたどっています。大手のC社やN社の製品に手を出していないのです。どうしてメジャーなベストヒット商品を選ばなかったのだろうと不思議な気がします。自分の生き方の投影なのでしょうか??1眼レフはN社です。これは銀塩カメラ時代からの交換レンズを続けて使えるということから自動的にN社派になっています。レンズマウントのスタンダードで囲い込まれているわけですね。前置きが長くなってしまいました。テニスクラブの中に自然発生的にカメラ同好グループができて、先ごろ4回目の日帰り撮影ツアーを車山から七島八島湿原に行ってきました。日曜日にその反省会をやりました。思うような写真も撮れず、苦肉の策で「RAW画像の現像」について実演することにして案内を出したのでしたが、思わぬ手間がかかってしまいました。

吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」

 横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...