2016年12月31日土曜日

去る(申)ものは追わず

2016年、色々ありましたね。災害と想定外の連続。もう想定外という言葉を軽々しく使うのは止めにしましょう。酉年はまた、騒々しくもけたたましい年になるのでしょうか?トランプ米大統領の言動はそういえば、鶏のようにけたたましく、軽いような気がしますね。やはり「あ」の国の動向が世界を揺り動かすことでしょう。「ろ」の国は国力では敵わないので変化球を投げ続けることでしょう。「ち」の国は中華思想のもと、10年20年先を見据えたかのようにヒタヒタと我が道を行くのでしょうか?「に」の国は世界のリーダにでもなったかのように意味不明の言動を撒き散らし、ISの注目を浴びようと必死で動き回るのでしょう。災難が日本に及ぶことを期待するかのようです。憲法改正には外からの圧力が一番効きますから。
どうか、そういう1年になりませぬよう、祈らずにはいられません。

2016年12月27日火曜日

怒涛の日々

いろいろな用事が発生する。日々翻弄されているというか、ひたすらこなしているような気がする。気がつけば暮も押し詰まって27日、明日は仕事納めだ。その明日はタブレット倶楽部の最終日です。前回ブログを書いたのが14日でその日もタブレット倶楽部の日でした。今年の4月からはじめて8月は夏休みで休みましたがそれ以外の毎月2回やってきました。で明日が16回目です。安倍某首相がプーチン大統領と首脳会談を16回重ねて、挙句の結論が2島返還への地ならし的な条件整備の会議をスタートさせるという・・・これが成果とは恐れ入ります。過去何十年とやってきた返還交渉を原点近くにまで引き戻されてしまったという感じですね。首脳同士の信頼関係を築かなければという割には、どう考えてもプーチンさんの人柄を見誤ったようにしか私には見えません。そして今日はハワイで真珠湾攻撃で倒れた米軍兵士への慰霊訪問・・・先の大戦では色んな国に多大な迷惑をかけました。大東亜共栄圏という風呂敷も広げました。それらについて彼はどんな総括的な評価を下しているのでしょうか?ハワイの次にはどこへ慰霊訪問をするつもりなのでしょうか?国民にその訪問の意味を説明もせずに何をやっているのでしょうか?何を考えているのかよく判りません。それを追求できないでいる野党もだらしがない。アメリカのこれからも心配だがそれ以上に、この国の先も明るくないような気がする。

2016年12月14日水曜日

NPO活動も忘年会で締めくくり

私の睡眠以外の持ち時間はどう使われているのだろうか?それで悔いはないのか?自問自答を日々繰り返しています。
一にNPOかもしれません、何しろ約束して大勢の人との約束の世界にいますから。水彩画とテニス、両方とも自分のためお貴重な時間です。どれが先でも後でもない。心と体の両方のために時間を使います。残りは?辛うじて残る時間をハウスキーピングに使います。これで私の生活は成り立っているように思います。良い悪いではなくこれが現実なのです。沢山の妥協の上に成り立っているといえます。今日はそのNPOの定例会&忘年会。この定例会では毎回、1時間の勉強会が行われます。この勉強会も毎月1回ですが毎月続くので結構なものです。そのテーマと講師を見付けるのも私の役割なのです。[gallery type="rectangular" ids="3359,3358,3354,3356"]今月は年に一度の外部講師をお願いする月にあたり、今月は会員の紹介で「ドローン」を目のあたりにする機会を実現できました。一言で言って「凄いです」。ラジコンまがいの飛行機や正真正銘のドローンまで実物を動かしながらの講演は魅力たっぷり、もう喜寿を過ぎたおじいちゃん集団(勿論もっと若い会員もたくさんいるのですよ)が目を輝かしてドローンが動き回る様子に盛り上がりました。

2016年12月12日月曜日

映画:この世界の片隅に

今大評判になっている映画、物見高い東京では月曜の午後一番で立ち見が出るほどの大ブレークだった。13:10からの上映に12:50着では危ないかな?との予感通り残り座席は前列正面と3列目に2席の計8席だった。今日は同期生の懇親会が17:30からなのでその前に見ておこうと思い立ってのお出かけでした。悲しくて悲しくてという聞き覚えのある歌声とともにキャスティングの文字が流れ出した。最初にノン、この名前こそかの朝ドラのジェジェジェで一躍有名なった能年玲奈が改名しての再スタートデビューを告げるものでもあって、このアニメ映画の主人公すずさんの声優を務めたのだ。素朴な声が主人公の性格をそっくりそのままの感じで表現していて耳に快い。広島弁の多少分かりにくいところもしっかり伝えてくる。あまちゃんの時は東北弁だったがうまいものだ。広島の被曝から終戦、そして復興へのドサクサまでのんびりした昭和10年ごろからの10年強を日何も知らない市井の子供時代から18で呉に嫁ぎ、嫁ぎ先での苦労とその中で健気に生きる女性の目でどんどん悪くなっていく生活環境を克明に描いて観客に当時の庶民がどうしてこんな苦労をさせられて行ったのかを想像させていくストーリー展開も憎い。この素朴な疑問を醸し出して行く上ではアニメほど的確な手段はないかもしれない。ただ前評判が大きかったためか、まともに褒めたりするのもどうかなという気になるところは仕方がないか!

2016年12月11日日曜日

横須賀ドブ板通り

孫のピアノの発表会が横須賀市であるが来ないか!と息子からのLINE。午後からだからと聞いて出掛けてみた。京浜急行の汐入駅に隣接している横須賀芸術劇場という立派な建物だった。一寸早く着いたので近所をぶらついてみて驚いた。ここはかの有名な横須賀の「ドブ板横丁」の真ん前だった。ほんの100mほどの通りがまるでそこだけ昭和の昔にタイムスリップしたかのような町並みが連なっていた。
[gallery type="rectangular" ids="3343,3344,3345,3346"]芸術劇場と一体化しているホテルのお土産も横須賀らしさ一杯のユニークさ。レトルトの海軍カレー、や革ジャン、海上自衛隊の艦艇のプラモデル、帽子も船の名前のマーク入りがずらり。

2016年12月7日水曜日

タブレットミニのお買い物支援

テニスクラブのIさんから相談を受けて、タブレットの購入の相談に乗らせてもらった。どんな用途に使いたいのか、自宅でのWi-Fi環境の有無、大きさや重量の比較などを話した。スマホとタブレットの違いも説明を求められたりした。我々シニアにとってスマホは色んな点で難しいことがある。先ずは毎月かかる通話&通信代の高いことがある。SIMフリーというのもあるがこれを理解するのも容易ではない。説明する側も大した知識は持ち合わせていないので尚更だ。わからない世界のことをわからない人に話し理解してもらうには例え話を含め相当な説明力が必要になる。途中で相手の顔を見ていると付いてこれなくなっていることが手に取るようにわかる。ガラケーで不満があるかと問えばあまり不満はないのだ。ならばスマホより電話機能のないタブレットはよほど分かり易いと思う。という訳で今日は中古品を見ながら店員と一緒になって相談に乗った。結論はタイトルのようにミニサイズのタブレット、それもiPadminiの中古が最も要望に近いという結論になった。そうなれば決断は早い。早速購入し、テニスクラブに戻って初期設定をしてあげた。しかし、自宅のWi-Fi環境の設定は自分でやらなければならない。そのやり方を数回繰り返してテニスクラブの環境をベースに練習してもらった。これでできるかなぁ・・・危ないなぁ、一寸無理かもしれない、と思いながらも挑戦してみるよという一言を聞いて別れた。夕刻案の定、電話が掛かってきてどうにも動かなくなったと宣う。色々やり方を口で言うがやはり通じない。タブレットについての基礎知識がないので(一通りは説明したのだが聞いてすぐ理解できるはずもない)伝わらない。結局次回お会いして練習しましょう。できれば本屋でマニュアル本を買って試してみて下さい、というところでお終いにした。イヤ、白紙の人に一度で教えること自体が無理なのだ。これまで何度か講習会をやってきて体験的にもそのことはわかる。これから数回はお付き合いをしなければと思った。

2016年12月6日火曜日

OB会

毎年、10月を過ぎると同期会、同窓会それに何かの縁で繋がった人たちで作る会の食事会などが次々と催されて忙しくなる。この日の食事会は自分が会社時代の最後の職場で仕事をともにした仲間で年に2回ほど集まる会だ。この職場(会社)は長年赤字を続けていたのだが、色んな経緯の中で2年間ほどの間、「プロジェクトX 」的なエピソードをいくつも積み重ねて劇的な黒字転換を成し遂げた経験を共有する人たちで構成されている。初めは6人ほどで始まったのだが、それ以来15年も経って、当時の中堅だった人たちもボツボツ定年になり、そういう人達も入れて今年は9人集まった。集まればいつも往時のエピソードの幾つかが飽きることなくみんなの口をついて出てくる。古手の自分たち世代も段々身体のあちこちに故障を抱えるようになってきたが、それらを含めて日々の思いを夫々紹介しあい和気藹々の2時間を過ごす。新規に加わってくる人たちに少しはしっかり生きていることを伝えられるようでありたいと密かに自分に言い聞かせる良い機会になっている。有難いことだ。

まちカフェ

町田市を根拠地にしてNPOを作ったのは2004年だったがその前から町田会と称してパソコンの民間の教師資格を撮った連中の集まりに入っていた。その連中というのは景気の悪くなった真っ盛りに定年を迎えた自分と同じような企業戦士だったこともあって妙に気が合い、すぐに打ち解けた。当初はパソコンでの交流以外にもゴルフをしたり、ハイキングをしたりという幅広い付き合いが続いた。町田市が根拠地ということもあって12月4日の日曜日は朝から。町田市役所に出向き、市民活動家やボランティア団体、NPO、企業まえ幅広い市民グループのお祭りに参加した。パソコンやタブレットのお困りごと相談をやりながら、人集めにパソコンで景品のもらえる大抽選会を開いたり、マイ名刺作成などをやって盛り上げました。(その積もり)まる1日会場に詰めましたが流石に疲れました。

2016年12月4日日曜日

和田竜:「村上海賊の娘」(下)

今年の2月に上巻を読んで9ヶ月、待望の下巻が到着。下巻は大活劇となっていた。時代は織田信長が一向宗と戦っていた時代。主な史実を信長公記に拠っているらしいが、その他夥しい古文書を読み下し、毛利方に帰属する村上水軍と信長の勢いを頼るに足ると踏んだ泉州海賊軍との海戦の模様が下巻の中枢だった。滅茶滅茶強い村上水軍の娘が泉州の水軍の大将、真鍋家の七五三兵衛(しめのひょうえ)を討ち取る顛末、この時代の戦いの様子などこれまでの戦国物と一線を画するものがあった。

2016年12月3日土曜日

12月の神楽坂

前日からの雨は9時前には上がるという天気予報は少し時間がずれて10時半頃までポツポツ残っていたが、それ以降は次第に日の射すまでに回復し絶好のスケッチ日和になった。神楽坂と行ってもこの日はお堀端を北の方に暫く行った東京理科大学の裏手にある若宮公園とその周辺がお目当て。プチホテルあり、マカロンのお菓子屋さんあり、公園の桜の大木が紅葉し、どれも絵になりそう。
[gallery type="rectangular" ids="3316,3317,3318,3319"]この日はレッスンの後は神楽坂から堀を挟んだ飯田橋側のレストラン「ボン・ヌフ」で13時から始まり、その日の作品の講評あり、一年の出来事を振り返り和やかなひと時を過ごした。そろそろ、来年の展覧会の出品作についても気になり始めるタイミングだ。自分の絵も整理して備えなければ・・・その前に描きかけの中途半端な絵を仕上げる作業も残っている。やることが多いなぁ・・・。

2016年12月1日木曜日

秩父神社

秩父神社にスケッチに行ってきた。12月3日が有名な秩父の夜祭で、今年は土曜日に当たり、人出で混雑することだろう。昨夜のニュースで秩父を含め日本の屋台、山車などが纏めて世界遺産に登録されたとのことで人では輪をかけた賑わいになることでしょう。私が到着した日は丁度、山車の準備の日に当たったらしく出しの格納庫が開け放たれ、大勢の人が寄って集って飾り付けに余念がない雰囲気でした。秩父神社を書こうかと思っていましたが急遽、向きを変えて格納庫と山車を描いてみました。午後になって雨が降り出して制作は中断、残りは家に帰ってからのお楽しみとなりました。<img src="http://www.kisas.co.jp/wp-content/uploads/2016/12/5b529e12373caff2e708ad01ed265ab5-225x300.jpg" alt="%e7%a7%a9%e7%88%b6%e3%81%ae%e5%b1%b1%e8%bb%8a1128" width="225" height="300" class="alignnone size-medium wp-image-3312" />
家に帰って写真ファイルをパソコンに取り込み中にちょっとしたアクシデントが発生し、それを処理している間に間違って、完成した山車の写真を削除してしまいました。残念!ここにアップしたのは午前のお化粧直し前の姿でした。午後の雨の中では金襴緞子の素晴らしい飾り付けが完成していたのに・・・。

吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」

 横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...