2011年1月31日月曜日

アジア杯決勝で午前様に

いつもは録画に頼ってしまうのでしたが、今回はカタール、韓国、に続いて決勝のオーストラリア戦まですべてリアルタイムで観てしまいました。それは予選の第1戦、対ヨルダン戦での敗戦寸前の同点ゴールを見てしまったときから始まってしまったのでした。その第1戦を皮切りに毎試合ドラマを演じるからです。予選最終戦の対サウジアラビア戦では戦意喪失の相手に6-0の大勝をしましたがそれ以外は全くハラハラドキドキのスリリングな試合でした。こういう試合がJリーグでも日常的に続くようならその人気も入場者数もうなぎのぼり間違いないと思います。それほど、日本選手の戦いぶりは勇敢であり、怖いもの知らずであり、技術的にも相当高度なものを見せてくれました。特にヨーロッパで活躍している若者達のスピードあふれるプレーは本当に魅力的でした。ザッケローニ監督の人心掌握術、サッカー戦術眼にも驚きました。就任して僅か4ヶ月でかなり正確に選手の力を把握し、ピッチの上でそれを十二分に発揮させたのです。交代選手の全てがレギュラー以上の働きを見せたのですから驚きです。きっと、この監督は、あの「ドラッカーの経営学」を自分のものにしているのに違いありません。

2011年1月29日土曜日

(続々)無線の話:自衛策はある?

これから益々通信環境が変化することが予想されますが、自分の持っているパソコンや情報端末がそのような変化に翻弄され、次々と古くなっていくのは耐えられませんね。買った瞬間から古くなる。デジカメと同じですね。できるだけそうならないような自衛策を考えてみました。
1.通信手段を使い分ける機器が色々提供されています
(1)モバイル無線LANルータ(イーモバイルのポケットWi-Fi)
情報機器の無線LANの通信(Wi-Fi)を携帯回線の中継する機能を名刺サイズ程度の大きさにまとめたもの。かばんの中にでも入れておけば、情報端末だけを手元に出してネットと通信できる。
(2)モバイル用複合通信カード(KDDIの複合通信カード)
前回紹介したWiMAXとKDDIの3G携帯無線の両方に対応できるのでワイマックスの使えないエリアででもネット通信を継続できる
このような機器が次々と提供され、将来は通信機器が電波の受信感度、ネットの混雑度、通信速度、通信コストなどから最適な回線を自動的に選択して接続してくれるようなものになっていくのではないでしょうか?通信手段ごとの契約などをどうするか、課金方式の改革などの利用しやすいような環境整備をして貰っておかないと、個人ベースでは負担できかねることですね。
2.何事につけ、新しいものに飛びつかないことでしょうか?2呼吸ほど置いて方針を決めるのがよさそうです。
3.そして究極の結論は何も買わないことなんだなぁ!!!多少の情報収集力など必要ない、と割り切れば世の中平和に生きていけそうですか?

2011年1月28日金曜日

(続)無線の話:LTEとWiMAX

いますぐ使える次世代の無線通信としてPRされているのがNTTドコモのLTEとAUのWiMAXです。
LTEについては前に少し紹介しましたが、商品名は「xi」(クロッシー)といい、2010年12月からサービスを開始しました。現在は東京、大阪、名古屋の市街地のみですが、今後はこれへの設備投資を集中して行い、2014年には契約者の1/4、1500万回線の切り替えを目指しているものです。2012年にはクロッシー対応のスマートフォンの発売も予定しているそうです。この規格、使用周波数帯は世界共通となるため海外旅行を含めたシームレスな利用が期待できます。
一方のAUはNTTドコモに1年先行して、2009年12月に「WiMAX」(ワイマックス)をQUコミュニケーションという会社から発売しています。この規格を展開している海外各メーカーと協調して世界ネットワークの形成を急いでいます。現状はパソコン通信主体ですが、別にワイマックスとauの3G携帯電話回線網を併用できる通信カードも販売されていて、これを使うことでワイマックスがまだカバーしていない地域ででもシームレスで利用できる環境を提供しています。ワイマックスの契約者数は2011年3月には80万人を目指しているそうです。(2010年9月では43万人)今年中にはワイマックス対応のスマートフォンも販売開始するとの情報もあります。ワイマックスは発売と共に自分も通信ユニットを買って、ノートパソコンで使っています。都心ではまことに快適な高速通信(山手線内では25Mbps)を利用できました。それと利用料金に1デイ(24時間600円)サービスという合理的な利用方法が用意されていてモバイルには専らこれを使っています。新しいスマートフォンやiPADなどのモバイル機器にどんな無線規格が採用されていくのか、注目されるところですね。

2011年1月27日木曜日

パソコンのファイルを間違って削除してしまった!!!

パソコントラブルも続く時は続くものですね。間違って削除してしまったファイルを救出したい。方法は???という相談が持ち込まれました。

こういうトラブルがあると、色々言いたいことがでてきます。
1.人間、必ず間違いをするものです。その時のために何らかのバックアップを取っておくべきですよ。
2.ハードはいづれは必ず障害を発生し、使えなくなります。その時もバックアップを取っていれば、慌てなくて済みますよ。

しかし、トラブルが起きてしまってからでは何を言っても始まりません。復旧なり修復が最優先です。パソコンでは見かけ上削除したデータも実は残っているということは常識としてかなりの人たちが知っていることです。だからパソコンを廃棄する時は、HDの内容を完全に(ということはできないようですが)、安全に廃棄するための対策を講じてから捨てなければならないということも知っている人は大勢います。でも、どうやれば安全な状態にすることができるのか、知っている人は意外とそう多くはいないと思います。ましてそれをやったことのある経験者となればそれはプロ以外にはいないというのが実態でしょうね。かくいう私もHDを安全な状態にするためのソフトは持っていますが、実際にやったことはありません。不要になったHDは大体は古くて容量も小さくて、大したデータも入っていません。大体はハンマーで破壊して再使用できない状態にして廃品業者さんにお渡ししてきました。

話題がそれてしまいましたが、今回の問題は「消したデータファイルを復元できないか」ということなのです。パソコンでデータファイルを格納する時にはデータファイルとそのデータファイルがどこに格納されているかというインデックスファイルという2種類の情報で管理されているのです。一般にデータを削除したいときの処理はゴミ箱にデータファイルを移動させるという操作で行います。これは、上に書いたインデックスファイルを削除するという操作のみを行っているのです。ですからHD上にはデータファイルそのものは残っているのです。この幽霊状態になっているデータファイルに元のインデックスを再度付けてあげれば、我々はそのデータをデータとして認識できるのですね。

相談されてやはり、最初に行ったことはネット検索でした。どういうキーワードで検索すると早く核心の考え方や手段を知ることができるでしょうか? 私は「データファイル 修復」というキーワードを使ってみました。

2011年1月26日水曜日

パソコン相談

久々にパソコンの相談を受けた。

最近買い換えて快適だと報告してくれていたOさん、高齢ながらパソコンがないと日々を過ごせないというヘビーユーザーです。Win7 良いですね・・・と感心されていましたが、先日電子メールのソフトが無くなったという。スタートからのアイコンもなく、デスクトップアイコンもなく、全てのプログラムでも見付からないという由々しき事態ですので是非見てもらいたいとのことでお宅を訪問しました。ノートパソコンになりましたので以前サポートした時に比べて机周りもすっきり、如何にも快適そうでした。Win7からはメールのソフトも色々選択肢が増えて何を使っていたのか、聞いても要領を得ません。コントロールパネルでインターネットとメールを開いて、メールの初期設定を調べますと、Outlookでした。難しいソフトを使ってますね、と感想をいうと、初期設定は業者さんがしていってくれたので何をどうしたのか判らず、使えれば良いのでとのことでした。使っているソフトが判れば後は時間も掛かりません。エクスプローラからOutlookを探し出し、デスクトップにアイコンを出しました。いつもここから使っているのだそうです。ものの10分でした。

で、もう1つ。株の取引をされているようで、取引されている証券会社が提供しているソフトがインストールできない。どうやらこれが本命のようです。これまで使っていたソフトをDVDからインストールしたのですがインストールできず、コールセンターに相談したところ、以前使っていたバージョンはWin7対応ができていないということで新規に対応DVDを送って貰ったのですがこれがインストールできない、というのがトラブルの第2問でした。一度試してみるとなるほど最終段階で何か障害があってインストールできないというメッセージとエラーコードが出てきました。前のバージョンが残っているのではないかと調べましたが痕跡がどこにもありません。仕方なく、エラーコードから原因を聞こうとしましたが、コールセンターでは判らないという返事しかありませんでした。仕方がないのでどうやって削除したかをご本人にお聞きしましたが、どうやらエクスプローラから直接ゴミ箱に持っていったらしい。デスクトップアイコンも全てゴミ箱で処理したらしいのでした。これでは手がありません。買って1週間ぐらいしか経っていないそうでしたので、余裕を見て初期設定後の2日後あたりに戻してレジストリをクリーンにするしか手がなさそうでした。そうしたことをやり終えると、新しいソフトは問題なくインストールできて万々歳。喜んでもらえました。

2011年1月22日土曜日

老いと箴言

黒井千次「老いのかたち」を読んだ後、何故かというか当然というか、老いという言葉に意識が向くようになりました。そしてそういうことを意識するようになった人たちの言葉が目に留まるようにもなりました。まだ若い50才台の人を含めて、こんな意識で毎日頑張っているんだ!と感心させられています。それらの言葉のいくつかを拾い集めると・・・
郷ひろみ(55歳):年相応ということはない。自分らしく生きる
金子兜太(91歳):今を生きて老い思わずと去年今年
マルチン・ブーバー:「人は創(はじ)めることを忘れなければ、いつまでも若くある」・・・日野原重明(98歳)が60歳の時、出会った言葉。氏は60歳の時赤軍派のハイジャック事件時の飛行機に乗り合わせていたという凄い経験を持っているのですね。そして解放されて飛行機から降り立ったとき、覚悟していた死から解放されて、「自分の人生、これから始まるのだ」と思ったそうです。その時からこのブーバーという人の言葉をいつも思い起こすのだそうです。そして次々と新しいことにチャレンジするようになったのだそうです。自分も70歳から水彩画を習い始めたのはひょっとして、結構良い生き方をしているといえるのかもしれませんね。

2011年1月21日金曜日

高齢者自動車講習を受講しました

眼科に向かったその訳は・・・・

実は1月14日に、自動車免許の更新時控えて事前に申し込んであった「高齢者自動車講習」なるものを受けてきました。自動車教習所に足を踏み入れるのは何十年振りでしょうか?40年近くでしょうね・・・。高齢者に対する礼儀をわきまえた風に、丁寧に対応してくれて3時間の講習を無事終了しました。運動神経的にはかなり若い年齢に評価をしてくれましたし、教習所のテストコースを走るのも何の問題もなくできました。免許を取る試験のときはあのコースの車線の広さがやけに狭く感じられたものでしたが、今回の経験ではとても広い車線幅なんだと認識を新たにしました。しかし、気になったのは視力の低下でした。最近、テニスで相手の打った球が見にくくなっていることをうすうす感じていたのでした(加齢による動体視力の低下というか、反応の悪さなのでしょうけれど)が、数字でもそれを示されて、やはりこの際ちゃんとした眼鏡を作ろうと思い至りました。安全な運転と楽しいテニスライフを続けられるなら必要な投資ではないか!と自分を納得させました。昨日、無料検診のあと、善は急げという訳で内科から眼科にハシゴしました。検眼をし、その処方で眼鏡屋さんに注文して来ました。出来上がるのに1週間は掛かるそうです。これでテニスをすると何か変わるのでしょうか?楽しみです。眼鏡屋さんからは慣れるまでは逆に、苦しむかもしれませんよ、と釘を刺されてしまいました。よほど期待感を口にしていたのかもしれません。自分では気が付きませんでしたけれど・・・

2011年1月20日木曜日

無料検診

年に1回の無料検診が今月一杯で終了するので、この時期インフルエンザを貰いに行くようで厭な気分もありましたが勇気を出していってきました。体重が1年で3kgも増えていて、お医者からはかなり強い調子でイエローカードを出されてしまいました。それでもメタポにはまだ到達していないし体重もそれ単独の数値ならば適正体重だとは思いましたが、何にせよ急増はいけませんね。言い訳をすれば、この1ヶ月強風邪でロクロク運動はしない、栄養を取って睡眠第1と思って生活してきた付けだと思うので、平常の活動レベルに戻れば体重もそれなりに下がるとは思っています。生活習慣とはよく言ったものですね。食事の摂取量のバランスが崩れて習慣的に少し多めに食事を摂れば、積り積もってこういう結果になるわけですね。これまで長い人生で太りたいという気持ちは常にあって、食べても食べても太らない。内面からは無理としてもせめて外見的にでももう少し貫禄というものが付いても良いのに・・・と、現役時代は思っていたものでした。あと、血液の検査結果の出る来週にはさらに何か追加で言われるかもしれませんね。最後にインフルエンザのワクチン接種をして貰い、早々に退散しました。それにしても来院患者の3割はインフルエンザ的な発熱を伴う風邪の方々でした。この乾燥続きでインフルエンザ、かなり猛威を振るっているようですね。

それから眼科に廻りました。

2011年1月19日水曜日

梅原猛:「古代幻視」

長い時間を読み継いでようやく読み終えた。といっても途中、余り興味の湧かなかった章は読み飛ばしました。この本は梅原さんのエッセイですが、この中では柿本人麻呂のことや清少納言と紫式部の対比が面白かった。その昔、新橋演舞場で猿之助のスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」を観にいってその面白さと荒事に驚嘆したことがあって、その時以来、読んでみたい本のリストに柿本人麻呂のことを扱った「水底の歌」や「隠された十字架-法隆寺論」を加えたのですが、なかなか手に取るまでには至りません。やはり一寸敷居が高そうな気がするのです。誰でもそうでしょうが途中で挫折するのはあまり好きではないですからね。この本ではとりわけ、世界にその名を知られる紫式部より日常の日記風に書き綴られる徒然草に隠された秘密を探りながら清少納言の深謀遠慮を解き明かす謎解きは面白いものでした。この人のイメージから入る古代学は膨大な見聞の集積の中から浮かび上がってくるもののようです。その碩学ぶりは中味の当否はともかく凄いものなのだなぁ、と感じ入りました。

2011年1月11日火曜日

月に水があった?

今日の新聞を読んでいたら、北大の研究の成果として、「月の水が彗星によってもたらされたことを裏付ける証拠を見付けた」という。それがネイチャー・ジオサイエンス(アメリカ)に掲載されるらしいのです。月に水はないと思うのですが、岩石の中に潜んでいるのでしょうね。それよりも、いまごろ?と、思ってしまったのですが、何でもこの研究の成果はアメリカがあの月面着陸したアポロで1969~72年に持ち帰った岩石にある鉱物「アバタイト」に含まれていた微量の水を調べた結果なのだそうです。持ち帰った当時はそのような微量の水分を分析する高精度の分析機器がなかったのだそうです。今でならこその成果のようです。あれから40年近くも経ったのですね。そして科学の進歩はこれほどまでに粘り強い努力の下で進歩して行くのですね。これに比べて積み重ねの効果が中々でない文科系の進歩は科学の累積効果が期待できない分、アンバランスが進んでいきます。その結果はどうなるのでしょうか?」人工知能に支配されていくSFの世界にだんだんリアリティが出てきそうで怖いですね。

2011年1月9日日曜日

岩崎夏海:「もし高校野球の女子マネージャーが・・・・・」

長いタイトル名のお話。昨年春話題になった本を読みました。この本は元々ブログに書きつづられていたものにある編集者が注目して小説化することを進めたところから世の中に認められるようになったとありました。文学の世界にもICTの新しい潮流が大きな影響を与えていることを目のあたりにさせたものではないでしょうか?最近のツイッターや携帯電話などの情報発信ツールを使ったスタイルが出版の業界にも影響を与え始めるのではないでしょうか?
さて、この本のタイトルを全部書くと、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」というものです。忠実に(本当はドラッカーなど読んだことがないので本当にそうなのかはわかりませんが)沿いながら、ある無名の都立高校の野球部が女子マネの奮闘を通して本当に甲子園にまで歩を進めるという夢物語を通してドラッカーの経営論の著作をよりよく理解してもらおうというものです。特に経営論に興味がなくとも、人が社会の中で居心地よく活動していくために役に立つようなキーワードがたくさん出てくるのでそれだけでも参考になるでしょうね。この本のおかげでドラッカーのマネジメントは少なくとも結構売れることでしょう。

2011年1月8日土曜日

無線通信の規格はどこで決まるの?

次々とできてくる無線通信規格、時の要請で高速化を追求して商品化が進められてきているのでしょうが、だれがこの音頭をとっているのでしょうか?直接的にはすべての国々では電波という公共財を秩序正しく使っていくために国が管理しているようです。日本では総務省が許認可権を持っているのですね。でも、技術のことはわかりません。無線通信技術は世界中が共有して使うので開発された技術が仕様を明確に定義してだれでもが使えるようにしておかなくてはなりませんね。今、世界では2つの機関がこの業務を行っているみたいです。国際電気通信連合(ITU)という機関で決められる規格とアメリカの電気通信学会(IEEE)にある情報通信部会で決められる規格とがあるみたいです。この2つはえも言われない相関関係を持って活動しているのでさらに複雑な様相を呈しているのです。ITUは元々無線通信技術をベースにして規格を作り発展させてきました。IEEEの方は情報(コンピュータ)通信の方から規格を決めてきました。以前は相互には直接的な関係はなかったのですがコンピュータの通信がLANやインターネット技術を開発進化させて遂には無線化にまで及んできましたので規格の重なり合いが生じてきたのですね。インターネット電話という言葉がありますね。電話も元々は有線で行われていたものとそれを遠方に飛ばすために無線でも電話通信できるように規格を作ってきたのでしたが、インターネット電話という言葉を聞いたことがあると思いますが、インターネットの規格に則って音声信号を乗せればこれまでコンピュータ間の通信に使われてきた情報通信規格の中で電話も可能になってきたのです。情報と通信の融合が始まったのですね。さらにラジオやテレビなどのメディアもこの情報通信技術(インターネット)に乗せることが技術的には可能になってきたのです。もはや通信の仕方には障壁がなくなりました。ただ、映画やテレビや音楽などのような情報量の大きなものを高速に送受信できる通信方法だけが問題になってきたのです。こうなると有線であろうが無線であろうが関係なく、高速通信の可能な通信技術が最後の覇者になるのでしょう。ここにきて無線技術が目覚ましい進歩を遂げているのです。NTTドコモが権利を取得している次期の無線通信サービスはLTEといって原理的には100Mbpsの情報伝送が可能だといわれています。実際は40Mbps程度で、それでもこれは今、光ケーブルで実現しているサービスが40Mbpsですからそれと同等の高速通信サービスを無線で提供できるということを言っているわけです。以前はITUとIEEEとでいっていることが随分とちぐはぐな印象を受けていたものでしたが、情報通信には相手の確認方法や誤りに対する訂正方法など情報通信分野で蓄えてきた規格が重要なポイントとなってきたため、歩調を合わせていろんな規格を決めるようになってきたのでしょう。残る問題は色んな周波数の利用環境が国によって多少違いがあり、そのために同じLTEでもl使用する周波数が国際規格上では数種類の中から選択して使用できるように決められています。アメリカやヨーロッパやあるいは中国といった大きなマーケットとなる可能性のある国が採用する周波数とたとえば日本が採用する周波数が違うとすると、日本で使用できる機種が外国では使用できないといった問題が生じわけです。メーカーとしては困りますね。1つの機種が全世界で使えるなら、全世界で売れるわけです。利用者も困ります。世界中、自分の使い慣れている携帯電話で通話したいと思っています。既存のサービスとの整合性を取りながら新しい規格をどう取り入れていくか、ここでも行政(政治)が産業や経済や生活の便宜といったものを微妙に左右していくのです。
ちょっと難しい話になってしまいました。内容が間違っていないか心配になります。でもなかなかここらあたりをうまく解説してくれている文書って見つからないのですよね。もし間違っていたら訂正します。また、教えて下さる方がいたらぜひよろしくお願いします。

2011年1月7日金曜日

携帯電話の通信はどう変わっていくの?

ユビキタスという言葉・・・・自分の耳目に触れたのは何時のことだったでしょうか?必要とする情報を「いつでも、どこでも、だれでも」を実現するキーとなる技術の1つが無線通信技術でしょうね。今、次世代携帯電話の通信規格は4Gといわれるもののようですが自分が今使っている無線技術は何世代と呼ばれているものなのでしょうか?どうもよくわかりません。一方で3Gとか4Gとかという次世代無線通信技術がテストされているみたいなのです。その一方で3.9世代という言葉まで新聞に出ています。いったい新聞に書いている記者の方々はどこまでわかって書いているのでしょうね?

2011年1月4日火曜日

携帯電話:使えなくなる?

地デジ対応を済ませてヤレヤレと思っていた矢先、契約している携帯電話の会社から一通の重要なお知らせが飛び込んできました。

「あなたがお使いの携帯電話は2012年7月で使えなくなります」機種交換をお勧めします。

はてさて、これは何事なのでしょうか?KDDIのサイトを開いて調べてみるとこのことは2003年に総務省からの通達で決まっていたことらしいのです。それで「CDMA 1Xに800MHzの周波数帯を利用している携帯電話が2012年7月で利用できなくなる」ということのようです。この携帯電話を買ったのは2007年の秋でしたからその時点ですでに分かっていたことなのにその時はどんな説明もなかったのは大変おかしな話だと思います。もっとも同一の機種を5年も使い続けるかというとそんな気分もしていませんでしたからもし聞いていても覚えてはいないと思います。最近のスマートフォンもあと1年半もたてば相当に変貌していることでしょう。その時にどんな機種を選択するか、逆に機種交換が楽しみになってきましたから現金なものですね。

2011年1月3日月曜日

新年を迎えて

穏やかな新年でした。といってもそれは東京だけの話かもしれません。鳥取などの山陰地方や東北では結構な大雪で被害が出ていましたね。その中でも停電の被害に注目する必要がありますね。というのも我々の生活はそのインフラの大部分を電気に依存しているからです。照明、暖房、厨房、ICTのすべてが電気なくしては全く機能しません。家にいては日ごろ使っているほとんどの機能が使えなくなるのです。東北では30数時間の停電が発生したようです。省エネは電気への依存をさらに加速させていると思いますが、ここの部分の危機管理はなされているのでしょうか?テロの狙い目も発電所や送電線だというのも当然でしょうね。これからの時代、危機管理の質が問われそうですね。

吉田修一:「永遠(とは)と横道世之介」

 横道世之介シリーズの完結編であることはタイトルから想像がつく。これは新聞の連載で読んだものである。と言っても細切れで読んだわけではない。というのは私は新聞のデジタル版の購読者なので、こういう連載小説はHPのアーカイブスのようなところに全部保管されているのでまとめ読みが可能なので...